見出し画像

よみがえるダメ出し


先日、小学生の頃の記憶がふと蘇ってきた。


図工の時間に、折り紙を破って動物を作って画用紙に貼るっていう授業内容の記憶。


自分はキリンを作ったのだが、なぜか先生にダメ出しされて、2、3回やり直しをさせられた。


最後のダメ出しの時は、先生ちょっとキレ気味だったような。


結局OKはもらえたんだけど、何が良くなくてダメ出しされて、何が良くてOKもらえたのかという、その辺の記憶はまったく覚えてない。


ただ、OKもらえてすごくホッとしたのは覚えてる。


今考えると、自分はテーマに沿って作ったつもりだったし、ふざけて適当にやってたわけでもなかった。


それなのに、なんでダメって言われなきゃいけなかったんだろうか?


なんでキレ気味な顔されなきゃいけなかったんだろう?


絵や工作なんて自由でいいのに。


みんなが思い思いの気持ちで描いた方が、絶対に楽しいのに。


こういうことを積み重ねていくことで、みんな同じようなものしか描けなくなっていくのかもしれない。


なんて、それはちょっと大袈裟か。


それにしても、なんで今まで何十年も思い出すことのなかった記憶を、急に思い出したんだろう?


無意識に何かがトリガーとなって、頭の中の奥にある記憶を呼び起こすんだろうけど、何がきっかけとなったのかは分からない。


人間の記憶って、ほんと不思議。



いいなと思ったら応援しよう!