メンバーにそっぽを向かれました^^; (言ってる事はやらないと...)
本日も私の体験談(失敗談)をお話しします。
初めて営業チーフとして、チームメンバーのマネージメントを任された時のことです。
メンバーマネージメントなんてどうやるかわけもわからず、私は尊敬する上司(A氏とします)の"真似しんぼマネージメント"を行っていました。
A氏が課長として上に居る時は、問題なくチームのマネージメントができていました。
しかし、A氏が移動して、上司が変わった途端、メンバーから以下のように直接面と向かって言われました。
「石原さんは、Aさんの真似をしてマネージメントをしていますよね。でもAさんと石原さんは全然違うので、石原さんがAさんと同じようなことを言っても、何も刺さりませんし、言うことを聞く気が起こりません」
リクルートにはこのように鼻っ柱が強く、上下関係なく自分の思いや考えをぶつけてくるメンバーが多かったので、苦労は絶えなかったのですが、それにしても、この経験は私にとって、とても衝撃的な出来事でした。
初めてチームを任されて、今までうまくやれているつもりだったのは、虎の威を借る狐だったという現実に向き合わざるを得なくなったので。
考えてみれば、A氏は完璧な人で、自分にも厳しく、そして人(メンバー)にも厳しいマネージャーでした。
翻ってみると、私は完璧とは程遠く、自分にも甘いところが多分にありました。
その私が、A氏を真似て厳しいことばかりを言ってもメンバーに刺さる訳がないのです。
ここから私にとっての目指すべき理想のマネジメント探しの旅が始まりました。
その時に読んだ本の中に、このような一節がありました。
弱みを改善しても価値提供には至らない。弱みの改善が生み出すモノは頭痛くらいだ。あなたが価値提供をして影響力を高めたいのなら、貴方の強みにフォーカスし貴方の強みを伸ばすことだ。
この言葉は今も私の推進力の一つになっています。
そしてあの時、面と向かって私に本音で厳しい言葉を投げつけてくれたT君には、とても感謝を感じています。
今日、私がお伝えしたかったことは、
言行一致でないとメンバーには刺さらない。
そして、
人は強みでしか価値提供出来ない。
です。
貴方は貴方の強みで、影響力を発揮できていますか?
今日はこの辺で失礼します。