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精神障害を受け入れる環境づくりに取り組む〜歩幅は小さくても、確かに前に進んでいる〜

こんにちは、星咲⭐︎紗和です。

私は、精神障害を抱えながら暮らしています。
うつ病、自閉スペクトラム障害、統合失調症、境界性パーソナリティ障害。

これらの診断名は、時に私自身を説明するために使われるけれど、
私という人間を全て表すものではありません。

この社会で、精神障害を持つ人が生きやすい環境とはどんなものか?
どうすれば、偏見や誤解が少しでも減るのか?

**「精神障害を受け入れる環境づくり」**について、私なりの考えを書いてみます。

🔹 歩幅は小さくても、確かに前に進んでいる

「少しずつでも前に進んでいる」と言うと、
「いや、そんなの甘えだ」「努力が足りない」と言われることがあります。

でも、歩幅の大小は、本人にしか分からないこと。
健常者の目には「変わっていない」と映るかもしれない。
でも、本人にとっては一歩を踏み出すことだけで、大きな挑戦なのです。

例えば…
人混みが苦手な人が、コンビニに一人で行けた
朝起きるのが辛い人が、決めた時間に起きられた
対人不安がある人が、短い会話でもできた

これらは、ものすごい努力と勇気が必要な一歩です。
でも、こうしたことは、「普通にできること」として片付けられてしまう。

「努力してない」「怠けてる」「逃げてる」

そんな言葉で片付けるのは、本当に違うと私は思う。

🔹 「わかってほしい」とは言わない。でも、責めないでほしい

「精神障害があるんです。だから配慮してください!」とは思わない。
みんながそれぞれの事情を抱えて生きているから。

でも、
必要以上に責めないでほしい
揶揄したり、笑いものにしないでほしい

これは、とても切実な願いです。

🔹 「甘え」と言われるのが一番つらい

精神障害を持つ人にとって、
「それは甘えだ」「努力が足りない」という言葉は、
何よりも心を深く傷つけるものです。

例えば、身体に怪我をしている人に、
「歩けるでしょ? 立てるでしょ?」とは言わないはず。

でも、精神の病気だと、なぜか
「できるでしょ? やらないだけでしょ?」と扱われてしまう。

これは、本当に辛いことです。

🔹 精神障害を受け入れる環境づくりとは?

では、どうすれば精神障害を持つ人が生きやすい環境になるのか?

私は、以下のようなことが大切だと思います。

1. 「普通」を押し付けない

「普通はこうする」「社会人ならこうすべき」
そうした価値観が、時に人を追い詰めます。

精神障害があると、「普通」のラインが人それぞれ違う。
「普通」を押し付けるのではなく、
「その人にとってのベストなペース」を尊重することが大切です。

2. 「やってみること」を尊重する

たとえ小さなことでも、「やってみよう」と思えたことはすごいこと。
その小さな挑戦を、見逃さずに認めてあげること。

3. 「できること」と「できないこと」があることを理解する

精神障害があると、
**「昨日できたことが、今日はできない」**ということがよくあります。

でもそれは、努力が足りないわけじゃない。

メンタルの状態は、日によって違うし、
「無理をしてできた」ことが、翌日に影響することもある。

「この前できたんだから、今日もできるでしょ?」
という考え方を、少しだけ緩めてもらえると、とても楽になります。

4. 「休むこと」を悪いことにしない

精神的に辛くなったとき、無理して続けるのは逆効果。
休むことで、次に動き出すエネルギーがたまる。

休んでいる人に対して、
「怠けてる」ではなく、「回復中なんだ」と思ってほしい。

🌿 まとめ:環境が変われば、人は変われる

精神障害があっても、
歩幅は小さくても、確実に前に進んでいる人はたくさんいる。

でも、それを「努力が足りない」「甘えてる」と言われ続けると、
**「生きることが辛い」**と感じてしまうこともある。

だから、必要以上に責めないでほしい。
わかってほしいとは言わない。
でも、揶揄したり、傷つける言葉を投げかけるのは、やめてほしい。

社会全体が少しでも「受け入れる姿勢」を持ってくれたら、
精神障害を持つ人の生きづらさは、少しずつ減っていくはず。

環境が変われば、人は変われる。
これは、私自身が実感していることです。

だからこそ、私自身も、発信を通じて「生きやすい環境づくり」に貢献したい。
「理解し合うこと」が、少しずつでも広がればいいなと思っています。

🌿 星咲⭐︎紗和でした!

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