先日のはなし

 先週金曜日に会社の後輩と2人で以前お世話になった出版社の方と飲みに行った。
 
 以前も飲みに行かせていただいたのだが、その方が住んでいる近所に美味しいお店があるということで行かせていただいた。

 その方は年齢で言うと50歳前半、一緒に仕事をさせてもらっている頃から、丁寧で、いつも敬語で(絶対に勘違いしちゃいけないと言い聞かせていた)接してくれるような方だ。かといってただ優しいだけでなく、とても男気がある人でこちらが色々な提案をすると即承諾してくれたり、断っても必ず検討してくれる人だった。
 
 なぜ俺たちにこんなに丁寧に接してくれたり、提案に応えてくれたのか聞くと、答えは2つだった。

 1つ目は会社がそういう文化で、とにかく年上年下関係なく、新しいことにチャレンジする文化があるからだそうだ。今も部長職であるにも関わらず、若い女性に詰められたりして大変らしい。2つ目は自分より前に担当していたメンバーがとにかく色々な提案をしてくれたことで、自分もそういうことに積極的にかかわりたいというきっかけがあったそうだ。

 こんなに自分より結構年下のいうことを聞いてくれるのは素直さだったり適応能力が高いのだと感じた。何よりそれが在り方に出ていて、もう10年近く関係性があるが、いつまでも若々しいのである。自分もこうでありたい。

 今日朝一で御礼を伝えたら、ちょっと2軒目のお店選びに失敗したと(そんなことなく素敵な店だった)お詫びが返ってきた。一生頭が上がらないけれど、自分も年上年下にかかわらず、人の意見を取り入れて、適応能力の高い在り方でいたいと強く思った。

 

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