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【東京】彫り師

市井の人が採れる選択肢は着実に増えている。そう感じるのは、飛行機に乗って雲の上を行ったり異国の職場に何気無くカメラを持ち込んだ際の興奮にちょっとした違和感が混じった時だ。果たしてこの様な事がこうも簡単に叶ってしまう物だろうかと。やった者勝ちという言い回しがある。その観点で言えば、確かに現代は自分のやりたい事をやって某かの勝利を収めるのが容易な時代なのかもしれない。だが好きな事を生業にして暮らしていると言う人には不思議な程出会わない。これからも選択肢は増えていくのかもしれないが、ではその分勝ち増していけるのか。そして天職に至る人は増えていくのだろうか。(shelter notebook 付録:習作の記憶より)


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