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【国内】保育士からアパレル

憧れの娯楽業界に職を得た事がある。その憧れと現実のギャップに悩んで結局直ぐに辞めてしまったが、次こそ好きな事を仕事にしようと決めて始めた日本語講師も長くは続かなかった。テーマパークで遊ぶのと働くのはそもそも全く別の話であり、学生と講師に求められる適性や仕事は全く異なるという至極当然の事実を見落としていた。保育士を辞めた女は服屋の仕事が楽しいと語っていた。日本語講師になった当初も同じ様に感じていたかもしれない。その楽しさとは、確か憧れに裏切られた事の反動による物ではなかったか。だとすれば女はどうだろう。今もどこかの服屋で働いているのだろうか。(shelter notebook 付録:習作の記憶より)


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