見終わった後、大切な人をハグしたくなる癒やしがいっぱいの心温まる映画【映画感想】「長ぐつをはいたネコと9つの命」
「長ぐつをはいたネコと9つの命」は2022年にクリスマス前に劇場公開
されたアメリカ映画です。
「シュレックシリーズ」のスピンオフになります。
2001年から2010年にシュレックシリーズが公開されました。
・「シュレック」(2001年)
・「シュレック2」(2004年)
・「シュレック3」(2007年)
・「シュレック・フォーエーバー」(2010年)
その後、スピンオフ作品として「長ぐつをはいたネコ」が2011年に公開
され、続編の「長ぐつをはいたネコと9つの命」は(日本では)去年の春に劇場公開されました。
観た後もサブキャラの「ワンコ」がしばらく頭の中から離れませんでした。
ワンコはメインキャラクターの中の一匹です。
簡単にあらすじを説明させてもらうと、何でも叶えてくれるという「願い星」を求めて、2組の動物たちと一人の人間が冒険する物語です。
一組目は9つあった命のうち8つの命を失ってしまった、9つの命を取り戻したいネコの「プス」と、セラピードッグになりたい犬の「ワンコ」、プスの元婚約者で自分の本当のパートーナーと結ばれたいネコ「キティー」です。
2組目はワケあって小さい頃からママベアーとパパベアー、ベイビーベアー
と一緒に暮らしている「(人間の女の子)ゴールディーと3匹のくま」です。
ゴールディーは密かに人間の家族と一緒に暮らしたいと願っています。
3人目は全ての魔法道具を自由自在に使いたい人間の「ジャック」で、彼は最後まで悪者を貫きました。
物語はプスがかつて最強ネコで「お尋ね者」たった頃の場面から始まります。
町の至るところで飲めや歌えやの大騒ぎでしたが、大きな鐘がプスの上に
落ちたことで「最強」ではなくなってしまいました。
プスは目を覚ました病院で、医者に勧められた隠居生活をしようとしますが、長くは続かずに「願い星」を知るやいなや、ワンコとともに「願い星」
を探す旅に出るんですよ。
その後にくまたちやジャック、キティーに出会っていくつもの試練に遭うんですが、かつての最強ネコではないプスは「人の力を借りること」を知らず
どうやって周りに頼り、どうやって周りに助けを求めるのか知らないから、何でも一匹でやってしまうんです。
そんな普通のネコになったプスを理解して陰ながら寄り添ったのは、普通の犬のワンコでした。
隠居生活中のついた脂肪のせいで細い場所に入っていけないプスに木の棒を使って通れるようにしたり、
「君なら出来るよ!」
と親友にでも言うように温かい声掛けをしてプスの背中を押したりするんです。
そんな優しい友達想いのワンコは最初からセラピードッグでした。
会って間もない元気のないプスに
「お腹触っていいよ」
なんて言うんですよ。
物語の中盤あたりでワンコがプスと出会う前の話をするところがあるんですが、それは誰もが言葉を失ってしまうようなお話なんです。
それなのにワンコは
「おもしろいでしょ?」
なんてポジティブ全開でにこにこ笑顔で話しているのが辛くて、
「セラピー受けなきゃいけないのはあなたなのに」
こんな気持ちでいっぱいになりました。
ワンコの飼い主だった人間は捕まって当然の冷たい冷たい人間でした。
犬やネコを飼うって軽く思っちゃいけませんね。
毎日の散歩だけでも大変ですからね。
そんな話はさておき、プスは途中で元婚約者のキティーの手も借りながら、一緒に「願い星」を探すのですが、ここでもワンコはネコ二匹と自分が良い関係になれるように良い働きをするんです。
三匹が輪になって手を中央で重ね合って、ワンコが
「チーム友情」
と言った場面は印象的でした。
すごく人間みたいです(笑)。
まあ可愛いったらないです。
最後は誰が「願い星」に願いを叶えてもらったのか、見てもらったらいいと思うんですが、私は誰が願いを叶えるのかよりもワンコが気になって仕方ありませんでした。
感じ方は三者三様だと思いますが、誰もがワンコに癒やされるんじゃないかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い一日をお過ごし下さい。