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2023/4/19、20

長野には無事に14時ごろ着いた。
叔母、叔父が来てくれていてさすがに泣けた。

綺麗に化粧してウィッグも付けて写真で見た以上に寝てるみたいだった。

自分でもびっくりするぐらい涙が出てきたけど、叔母と話してる間に落ち着いてきてあっという間に2人は帰る時間に。

改めて母と対面。
夫は母が亡くなってから初めて。

しばらくいると姉一家が到着。

自分たちも着替えてお坊さんが来て、お通夜開始。

とっても若いお坊さんで、父の職場の知り合いだった。

滞りなくお通夜も終了。

葬儀屋さんが夕飯を持ってきてくれて、みんなで食べる。
娘が食べれるものが少なかったので念のためと思って、持ってきてたアンパンマンラーメンを食べた。

明日は10時から。いよいよ母とも本当にお別れだ。

姉たちもホテルに帰り、お風呂や寝る準備などをする。

4月の中頃でも長野は寒かった。
暖かい着るもの持ってきといてよかったなぁ。

何事も無く寝ていたら、娘が泣き出し身体が熱かったので計ってみたらまさかの発熱。

来る前は熱も下がっていたし、咳も治りかけていたから咳止めの薬しか持ってきておらず解熱剤の坐薬を持ってきていなかったのが迂闊だった。

私にしがみつく娘を抱っこしながら必死に落ち着いて考えを巡らせる。
そういえば子供用の市販の解熱剤ってないんだろうか・・・?

検索してみると2歳から使える坐薬を発見。
あとは近くにドラッグストアがあるかどうか。

これも24時間やってるドラッグストアを見つけ、電話してみて坐薬があるかどうか確認。種類は違うけど2歳から使える坐薬があるとのこと。

電話のお姉さんがとても良い人で話を聞いてくれた。
その中でお店の場所がちょっと遠いので、実家から近い同じお店を教えてくれてもう父は起きていたので坐薬を買ってきてくれるように頼んだ。

父が帰ってきてくれて、娘に坐薬を入れてみんなで朝食。

後片付けやいろいろしていたらあっという間に時間になり姉たちや叔母達が来る時間に。娘は坐薬と咳止めの薬を飲んで落ち着いたのか私が抱っこしていたら寝てしまった。そしていよいよ納棺の儀が始まる。

まず母を棺に納め、数珠や傘、杖、足袋などをそれぞれ置いていく。棺の中に入った母を見たらまた泣けてくる。いったい人間はどれだけ泣けるんだろうかと泣きながら考えていた気がする。
それからお花や母が一緒に居たぬいぐるみ達を納める。
蓋が閉まり、いよいよ出棺。

父と姉が霊柩車に乗り、私たちはマイクロバスに乗り火葬場へ。
娘はぐっすりだったので心配だったがこれ以上熱を出させてもかわいそうだなと思い、夫に任せていった。

火葬場に着いて、本当に今度こそお別れだなと内心震えながら棺の後を歩いていく。祖父も同じ火葬場で焼かれたので、あのシャッターが閉まる時が最後だなと思いつつ。

蓋の上から顔を見て、また涙が止まらなくなる。

最後にシャッターが閉まる瞬間は気付けば姉と交互に母にお礼を言っていた。本当に涙が止まらなかった。そして母は旅立っていった。

焼かれるのを待っている間、みんなで軽食を頂いた。
その間、夫に娘の様子を聞いてみたら寝てるということだったのでほっと一安心。

12時半ごろ、焼くのが終わってみんなで収骨に。
骨がピンクや緑になっていたので、聞いてみたところお花の色や入っていた物によって色が移るということだったけど、あれは薬の副作用だったんじゃないかなぁと思っている。

そこから葬儀場へ向かう。夫にも連絡し、葬儀場へ娘と向かってもらうことに。

立派な祭壇を組んでもらっていて、すごいなぁと思いつつみんなで記念撮影したりした。

窓から見ていると夫の車が到着したので駐車場に。
娘はとっても元気になっており、本当に安心した。

葬儀が始まり、私は父と姉と共に前のほうに。
再び娘のことは夫に任せる。

弔問客なんか来るんかなと思ったけど、10人くらいは来たかな。
お通夜の時も思ったけど、お坊さんの声って結構落ち着くのが不思議。

娘はスタッフの方達に遊んでもらって、時々笑い声なんかも聞こえてきちゃって楽しく過ごしていたみたいだった。

滞りなく葬儀が進み、最後に前に立ってる時、葬儀場のスタッフの方が母のことを話してくれて散々泣いたと思ったのに、また涙が出てきた。

それからお坊さんに挨拶をして、みんなで食事。

食事の前に義兄が挨拶をしてくれたんだけど、母のことを話すと声が震えてまた泣けてしまった。

とっても美味しく頂いたが、娘は子供用の料理を作ってもらえたにも関わらず葬儀を待っている間に夫が買ってきてくれたパンを食べてしまったためほとんど手つかずでお持ち帰りした。でもデザートはしっかり食べてたw

食事が終わり、私と夫と娘は車で実家まで戻った。

家に戻ると、もうマイクロバスが到着していたので家に入り母のお骨や遺影を祭壇に飾った。

着替えたりしていたら葬儀屋さん達が到着。
いろいろと会計処理があるみたいで父と話していたら、葬儀の間、娘と遊んでくれていた人が来ていたので娘もニコニコだった。

その間、私達はさすがに夜お腹空くだろうと思ったので近所のセブンで食料調達。

家に戻ったら、葬儀屋さん達が帰るところで玄関でバイバイしてようやく落ち着く。

長い長い一日だった。




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