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ともだち3人できたかな♪

 どんな偏屈な人なんだろうと思われるかもしれませんが、わたしには子どもを介しての友人で、今なお友人という人は、たったの二人! しかいません。
(どこか、人と違うのか。あるいは、人より子どもを産むのが遅めだったからかもしれません。)
 ひとりは上の子の友達のお母さん、もうひとりは下の子の友達のお母さん、だから、3人で友達、というわけでもないのです。





 二人とも、とても温厚な付き合いやすい人ですが、わたし同様、とても社交に受け身なようで、めったに会うこともありません。
 上の(仮)さんは、家が比較的近所なので、車ですれ違って「おーい!」と手を振ってくれたり、スーパーで出くわしてしゃべるだけ、下の(仮)さんは、年1回親戚から送られてくるという、おいしいりんごをお裾分けしてくれるので、そのときに会うだけ、です。
 そのりんごは、『銀河鉄道の夜』に出てくるような、とてもすがすがしい匂いのするりんごです。
 友達の概念を覆すような友達づきあいかもしれませんが、やっぱり二人は私にとって、友達だと勝手に思っています。






 さて、毎年おいしい蜜りんごを分けてもらうので、わたしも毎年、ネックウォーマーを編んで下のさんの郵便ポストにこっそり入れさせてもらいます。
 下のさんは、田舎住みのわたしとは違い、この辺りではあまりない、高層マンションに住んでいます。もとは関東のほうからやって来たそうです。
 セキュリティーばっちりのマンションの玄関に入っていくのは、わたしにはハードルが高いのですが、今年は、そんなわたしの様子を見て、親切な管理人?ガードマン?門番?のおじさんが、気さくにポストを案内してくださいました。
 せっかくだから、下のさんのところに上がっていって、手渡ししてきたらいい、ぜひ、そうしたらいい、せっかく来たんだから、と熱心に勧めてくださったのですが、それはわたしにはハードルが高すぎますっと、辞退して置かせてもらってきました。




 今年のネックウォーマー……。
 1回目に編んだら、縞模様が首輪みたいになってしまったので、編み直して、2回目にできたのは、なんだか安物の靴下みたいになってしまったので、また編み直して、3回目にできたのは、これでした。
 う~ん、軒下猫の首のところのマフラーに似ているような。わたしは好きだけど、下のさんは、どうかなあ~。こういうのが似合いそうな人なんだけど、どうかなあ~。


わたしのトルソー、ある日気づいたら、とある少女が顔を!

 

なんか似てないですか?



(3人目は……、管理人さん?)

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