
マスクだった日々
いつものスーパーで、いつもの夕ご飯の買い物。
昨日は突然の(予報を見てなかっただけかもしれませんが)大雨で、雨の降る前に帰り着こうとしたが間に合わなかったとある予備校生からの、「今すぐ駅に迎えに来て~」コールのために、いつもより遅い時間になった。
買い物かごをとって、中に入ろうとしたら、久しぶりに、とある予備校生の同級生のお母さんに出会った。とある予備校生の高校の卒業式以来、つまりこの三月以来ぶり。すれ違いざまに、
同級生お母さん:「あ…こんにちは……😊~…」
わたし:「こんにちは😊😊……??」
あれ?なんか、はずかしそう?
と、違和感を感じながら20歩通り過ぎてやっと気がついた。
あ~、マスクをするのを止めたのか。なるほど。
最近、マスク人口が少しずつ減りつつあるように感じる。
ちなみにわたしは早々に、マスクをしない派。
この辺りは田舎なので人口密度もたいしたことなく、都会のようにしっかりマスク!の文化はもともと薄めなのかな、と思います。わたしなんか電車にもバスにもあんまり乗りませんし。いつ乗ったっけ?っていう感じです。
コロナ禍の前半は、まだ働いていなかったので、買い物のためにスーパーに入る瞬間にマスクをし、出る瞬間にマスクを外す、その間以外、日常でマスクをすることもありませんでした。
昔から、ちょっとでも髪を結んだりすると頭が痛くなるので、長く伸ばしたことがありません。マスクのゴムは大敵です。
さすがにそれでも、働き出してからは、ちゃんと授業ではマスクをしていましたが、職員室で人口が少ない時、廊下で近くに人がいない時は、目立たぬように頭の血液をめぐらせていました。
なので、マスクの使用が個人の判断になってからは、風邪をひいたり、咳が出たりする時以外、マスクはなしです。
「マスクをして授業」は、とてもやりにくかったです。一応「しゃべるのが仕事」なので、ものすごくうっとうしいし、何より、声が通らなくて困りました。
高校生たちの表情もわかりにくいし、再就職した最初の年、マスクをしたおよそ70の瞳がこっちを見ているという図は、あまりにも……。
それがちょっとずつ規制緩和が行われて、去年の「マスクはしてもしなくてもいいよ」になった学年は、それまでに比べて、とてもコミュニケーションがとりやすかった!
それで去年は、noteにたくさん、彼らのことを書いてしまいました。
最初は職員室には、わたしを含めて3人しかマスクをしない先生はいらっしゃいませんでしたが、今は風邪が流行っている時とかでなければ、ほとんどマスク姿を見かけません。
古い勤務校の高校生たちの変わり身はもっと早く、しなくて良くなったとなったら、あっという間に全員ノーマスクです。さすが!
ですが、普通の神経を持った人なら、何年もしてきたマスクを止めるのはそう簡単じゃないですよね。
わたしだって、去年のおしゃれ科の前のおしゃれ科の人たち(ソフテニ部副顧問先生の代の人たち。)の最後の授業の日に、「先生、最後だからマスク外して、外して!」と言われ、当時はまだ、マスクはしてないといけない時期だったし、何よりちょっと…、ねぇ?なので、
「えーー💦、……止めときます。」
と言った覚えがあります。
(これまた、人なつっこい人たちだったな。)
みなさんマスクを止められた日は一様に、最初の同級生お母さんのように、ある種恥じらいのような表情をなさっているけど、それもまた年齢関係なく初々しくて、なんだか好ましく感じます(そういう気持ちが顔に出てしまわないように気をつけつつ…)。
が、世界はそう単純ではないらしく……、という話は、また次回。

そう言えば、風がとても強くて、白い波が。
パラグライダーみたいなものの羽根も2つ、風に煽られている。
これが雨の前兆でだったんですね😊