不用意発言
わりと糾弾型の、
スナク首相似の
若い ハンド部の先生が
今日も
もともとはやさしげだったが
近頃風格を出し始めている、
ゼレンスキー大統領似の
もっと若い 野球部の先生を
からかっている
二人はなかなかの 強面だ。
ただ、
今日のテーマは
「ファッションセンス」
ゼレンスキー大統領似の先生の
黒いジャージのズボンのことを 「部屋着のような」
紺色の無地のトレーナーのことを 「毛玉がついたような」
「そんなんだから
いつまで経っても
お洒落ができないままなんだぞ」
ゼレンスキー大統領似の先生も
「先生のチョッキも微妙じゃないですか?」
と 応戦
スナク首相似の先生は
「今時チョッキなんて言う?いつの時代だよ」
と 返した後、
「それに 何この……」
「おばちゃんみたいな靴下!」
おばちゃんみたいな靴下!
おばちゃんみたいな靴下!
おばちゃんみたいな靴下!
・・・・・
職員室には 教頭先生を筆頭に
わたしを含め、その年代の女性が5人。
「あっ! やっちまった!」 みたいに凍りついた 彼らの空気。
職員室は 大笑い。
ほとんど 高校生と
変わらない姿が なんとも
可愛らしい。
ああ、若い!
ちなみに、ゼレンスキー大統領似の先生の靴下は
地味な茶色い無地の靴下、
わたしの今日の靴下は
可愛い猫柄でした。
歳は取っても おしゃれは楽しんでるのよ、若い人たち。
うふふふふ。