お手本
新しい学校は、男女混合クラスの進学校。
今、概ね2回授業をやったところですが、今のところ、
なんとも上品、なんともクール。
わたしがチャイムが鳴るちょっと前に教室にたどり着くと、
まだチャイムが鳴ってもいないのに、なんと、全員席に着く。
わたしが何かしゃべると、なんと、みんなこっちを見ている。
わたしが黒板に何か書くと、なんと、みんなさっさと写している。
あまりにトントンと進むので、時間が余ってしまって、
わたしが、「じゃあ、後はちょっとだけ自習ね。」と言うと、
なんと、みんな本当に勉強している!
そして、わたしがつい、別のほうの勤務校でするような質問を
投げかけてしまうと、みんなひたすら、気まずそ~うな顔。
しまった、変な質問は受け付けられません、ですね?
ごめんごめん。
わぁ……、繊細で上品……。
クールを越えたクール。弁天池の水のような……
でも、そもそも今年はちょっと忙しいんだから、彼らを見習って、
1年間、反応薄めでいこうかと思う。
ついでに家でも、とある者たちと軒下猫´に、なるべく小さな反応で返したら、なおさら体力の消耗を防げるのではないだろうか、
と目論む。
おまけ: