いつから友情は「打算」に変わるのか-友情という名の収支決算-
スマホの割り勘アプリを開く。「貸し」「借り」の一覧が、まるで人間関係の成績表みたいに並んでる。500円の貸しがある奴とは、まだ連絡を取る価値がある。3000円の借りがある奴とは、しばらく会うのを避けたくなる。なんだろう、この打算的な感覚。
思い出した。小学生の頃、友達とジュース一本分のお金を分け合った時のこと。「いいよ、今度でいいから」って、あんなに気前よく言えた。今じゃPayPayの請求通知が来るまで、落ち着かない。成長って、こういうことなのかな。
「今度、飲み行こうよ