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hyde誕生祭 ライビュ
hyde主催の
hydeがプロデュースする
hydeが歌いたい曲を並べた
hydeの誕生祭。
この日のhydeさんは、何度も涙を浮かべ、何度も声を詰まらせながら、想いを語っていた。
ファンが知っているだけでも、ラルクは平坦な道を歩んできたわけではなく苦労して苦しんで進んできた。
hydeさんは、私たちのその想像を遥かに超えた、大きな大きな苦悩を抱えてきたのだろうというのが見て取れた。
今にも消えてしまいそうな小さな炎を、絶やさぬよう傷だらけになりながら一生懸命に守ってきたのかな。
涙を流すこの日のhydeさんは、脆く繊細で触れたら壊れてしまいそうなガラス細工のようだった。
「自分は生きてていいんだ、存在していいんだって思えた」と、hydeさん。
「自分は生きてて良かったんだ」と思うという事は、「自分は生きててはいけない」「自分はいなくてもいい」と思った事があるからだと思う。
これだけドエルにも音楽仲間にも愛されているhydeさんが、今でもそう感じる事があるのかと驚いた。
hydeさんを、どこか「雲の上の人」と無自覚に思っていた自分に気付いたと同時に、この人も同じ人間だということを思い出した。
この日ラストの曲「あなた」で、いつもどおりドエルが大合唱していた時、hydeさんは花道の先で仰向けに寝転び天を仰ぎ
「走馬灯を見てる?」と感じるように、遠くを見つめていた。
「生まれてきてくれて
ラルクと出会ってくれてありがとう」
たくさんの人に囲まれているhydeさんも
孤独と共に生きてきたんだろうな…と勝手に思いながら
hydeさん
生まれてきてくれてありがとう
ラルクのいる時代に生まれて来れてよかったです