双子座木星の逆行、山羊座冥王星最後の順行
こんにちは。10月も半ばに入り、少し秋めいてきました。
木星は今月の9日から来年の2月4日まで、双子座で逆行期間に入ります。
そして冥王星は今月の12日から山羊座で最後の順行に入り、来月11月20には山羊座を抜けて水瓶座に移ります。
再び山羊座に戻ってくることはありません。
冥王星の山羊座における変容の最終段階、総仕上げ期間ということになります。
私はあまり天体の逆行を感じにくい方かもしれません。
惑星の逆行はトランジットの惑星を自分のネイタルチャートとも照らし合わせて、よくよく意識して観察していかないと、なかなか気がつかないことも多い気がします。
逆行とは、地球から見た惑星の動きを指す言葉で、太陽の周りを周る太陽系の各惑星と、同じく太陽の周りを周る地球の動きの速度に差があることから、地球から見た惑星の見え方が普段の動きとは逆方向に後戻りして見える様な動きのことを言います。
地球の外側で太陽の周りを回っている惑星は、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星で、太陽の軌道を公転する速度は地球より遅く、逆行としては地球が軌道上でそれらの惑星に追いついて追い越す時に後戻りしている様に見えます。
地球より内側で太陽の周りを回っている水星や金星は、公転速度が地球より早く、地球に追いついて、地球を追い越す時に同じく後戻りをしている様に見えたりするということですが、これもまた逆行で、逆行する水星や金星を観測するのは、実際は太陽の光がその惑星のちょうど向こう側にあるため難しい様です。
最近はトランジットの天体と自分のネイタルチャートを重ね合わせて現状を考えたりすることがよくあるので、今回の木星逆行はちょっと感じることがありました。
西洋占星術でいう惑星の順行とは、その惑星やサインの象意する物事のスムーズな流れを指し、逆行とは、それまでの好調な流れが滞ることや、見直しや調整、内省を必要とするという様な意味があります。
西洋占星術では、木星は太陽系最大の星でラッキースターとも言われ、公転周期は12年で、地球から見ると1年ごとに12サインを通過して行き、12年後には同じサインに戻ってきます。
通過しているサインには、木星のラッキーな後押しがあると言われていたり、そのサインが太陽やアセンダントサインだったら12年後の実りを刈り取るための種まきの時という風にいわれたりします。
今年は木星は双子座を通過するので、木星の幸運、拡大・発展は、双子座的な象意に向けられる年ということになります。
水星をルーラーとする双子座とは、情報・通信・知識、学習・コミュニケーション(意思の伝達)・交通、移動機関・好奇心などを表します。
双子座サインについては以前ブログに書いたことがあります。
私にとって双子座はMCにありますので、MCが表す10ハウスの社会的なことは双子座が示す事柄によく結びつきますが、今木星が双子座にあるということで、自分のMCもその影響を受けている1年になっていると感じます。
10ハウスは社会的なこと、仕事を表しますが、具体的には今年の自分の仕事はマーケティング、機材を使ってのマルチタスク的オペレーションや、情報コミュニケーションのサポートなど、双子座が表す事柄が多かった気がします。
ちょうど、木星が自分のネイタルチャートのMC双子座13度を通過するあたりの時期は、私は自分のスキル磨きに必死でした。
イラスト制作など、ただ純粋にやりたいことをやる、積み重ねる、努力をする。
これは牡牛座太陽からのエネルギーとも重なって、エネルギーが満ち溢れて良い時期だった様に思いますが、木星が逆行し始めた今、小休止に入りました。
ただ、がむしゃらにやったという春・夏でしたが、やはり今月に入ってからつまづくこともあり、すっ転んだという出来事が重なったりしました。
具体的には書きませんが(笑)
つまづきは、自分の力がまだまだ及ばないことを知るきっかけにもなりました。
「これが木星の逆行という意味かもしれない」とふと気がついたりしましたが、この出来事はとても意味があることで、次のアクションに移すきっかけにもなる気がします。
普段はあまり木星のことはそれほど自分の意識には出て来ない気がするのですが何故か去年木星が自分の太陽を通過した時より今は木星の影響を考えたりしています。💦
太陽通過は種まきだとしたら、目に見える特別な変化もラッキーもそれほどなかったかな?
MCはその人の社会的に目指すところで、10ハウスは山羊座が表す場所でもあり、そこにたまたま木星があるということからか、最後の順行に転じた山羊座冥王星の影響があるからなのか、最近はまた、ふと山羊サインが頭をよぎることがあります。
冥王星は「破壊と再生」の惑星ともいわれ、古いものを壊して新しいものを生み出すプロセスを象徴する惑星でもあります。
個人的な成長、社会的変化、または古い体制の崩壊と新しい体制の形成など、物事や時代が大きく変化する時にその影響が表れるとされていますが、今山羊座の最後の度数で、冥王星は私の月で感じる山羊座的なものの最終的な変容、自然淘汰を促しているのかもしれないと思ったりします。(私は月サインが山羊座後半度数にあります)
まー今までもずいぶん「死んだー」と思う様な出来事はありましたけど(笑)
ネイタルチャートのMC双子座サビアンシンボル13度は「ピアノを目の前にした偉大な音楽家」ですが、その度数の純粋な意味は山羊座冥王星時代には一般的にはどう世の中に作用していたのだろう。。と考えたりします。
が、やはり山羊座冥王星の順行期間は、自分の中では、そのことが物質的なものにつながっている傾向があるんじゃないかと感じたりします。
私は毎月一度、マドモアゼル愛氏の「銀河塾」で知り合った、西洋占星術を共に学び合うお仲間と一緒にオンラインの「夜のつどい」に参加していますが、先日お仲間から「成功って何?」という問いかけがありました。
今の自分にはハッとするところがありました。
成功とは、お金に結びつくこと?もちろんお金は大事なことは確かですが。。
MCに向かって努力することは自然なことだと思えますが、双子座13度のサビアンシンボルはそことは直結はしてはいないよなぁと考えてみたり。。
この双子座木星逆行、最後の山羊座順行の期間は、じっくり自分の「振り返り」の期間にしたいと思っています。