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感情労働は当たり前ではない

感情労働と聞くと、
それな、

と良く見る言葉と思う人もいれば、
小難しい事言うなあと思う人もいるでしょう。


社会学では、新しい造語が造られる事が
多いし、そのウィットみたいな
もので、人口に膾炙する可能性は高くなります。


例えば、ウェーバーの、
プログマティズムと資本主義の倫理なんて

名タイトルです。

デュルケムの自殺論の、
アノミー型なんてのもキラーワードです。


上手いことやるな、と関心します
(勿論学者としてもすごいのですが)

話が逸れましたが、
感情労働です。

マクドナルドとかで、
店員さんが笑顔で接客しますね。

アレの事です。

サービス業ってそういうものじゃないの?

と思ってませんか?

でも違うんです。


例えば、飲食業の他に、介護、医療も
感情労働の領域に入ります。


そこで、見方を変えると変ではないのか、
と気づきます。

特に最近は男女平等の観点から、
それが見られます。

女性の感情労働の従事者は
セクシャルハラスメントの被害を
受けがちです。

これは枚挙に暇がないし、
看板娘という言葉、
そこにはルッキズムの問題もあります。


ただ、一番根源的な事を言えば、
例えばチェーン店であるとすれば、
そこに求めるのは同じサービスです。

と考えるなら、別に笑顔で
接客しなくて良いんですよ。

むしろ飲食業なら、清潔とか、
感染症対策とか、
そっちを真面目にやってほしい。


でも、未だに店員さんに
金貰ってんのにその態度はなんだ!
というおじさんとかいますね。

こっちは客だぞ問題です。


これについては、クレーマーとは

という項を別途設ける予定なので、
一旦忘れます。


 店側は、店側で問題があるんです。

感情労働で誤魔化して、
サービスという事で適当に
なっていることもあります。

 例えば飲食店の店員さんに、
最近〇〇を食べると体に悪いって
聞くけどって聞いても、
そうなんですかー、とか答えが
かえってくるだけでしょう。


本来なら説明能力が
求められる筈なんです。

その商品が何であって、
どう仕入れられてとか。

でも、実際は笑顔で
誤魔化す感じじゃないですか。


もっと言えば感情で誤魔化して
ないかと。


例えば、この睡眠薬飲んでると
依存性ありませんか?
と尋ねます(依存性は大体あるので気をつけないといけません)

大丈夫、しっかり
こっちが診てますから、
と笑顔で信頼のおける医師ってな感じで。
答える。
最初はいいお医者さんって思うんですが。

勿論、こういう医師は
信頼出来ません。

睡眠薬の依存性が
ひどくなってから
先生が大丈夫って言いました、
とか言うと
平然と覚えてないなあ、
沢山患者さん見るから
とにやけてから、じゃあ
薬増やしておきますね、
で話は終わるんです。


これは色んな領域で
似た話を見聞きしませんか?

今回の結論は、
感情労働を利用する不気味さの一旦に
ついでです。

次回は、忘れる前に、
クレーマーと戦術で
行きたいと思います。

体調には皆気をつけて。


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