夏至とシリウスとUFO
これは今から18年前に観た夢の話。
夢と現実がシンクロした不思議な夢だった。
2005年3月5日
どうやらぼくは奈良の実家に居るらしい。
窓から外を眺めていると、遠くの山から朝日が昇ってきた。美しい。
ぼくは写真を撮ろうとカメラを探すが、どこにもない。
そうこうしているうちに太陽は高く昇ってしまった。
ハンガーに掛けてあったモッズコートのポケットにカメラが入っていたので、もう一度外を見てみると、空は薄暗くなって、なぜか太陽と月が淡い輝きで顔を覗かせている。とても美しい。
ぼくはすかさず写真を撮る。
すると、その太陽と月らしきものがこっちに向かってくる。
近づくにつれ、それがUFOだと分った。それも古風で丸いかわいいかたちをしたUFOだ。
写真を激写する。
どんどん近づいてくる。まるでぼくにアピールするかのように左右を行ったり来たり目の前で飛んでいる。しかし不思議と怖くはない。
するとUFOが着陸して、たくさんの欧米人風な人たちが降りてきて、僕の家に入ってきた。
その中の一人、最初は女性かと思ったハンサムな顔立ちをした若い男性がどうやらリーダーらしいので、話しかけてみた。
「あなたは地球の人ですか?」
すると、「いや、シリウス星から来ました。」
ぼく「はじめまして。とても会いたかったです。僕の名前は...」
シリウス人「知っていますよ。MIROKUさんですね。私も会いたかったですよ。」
ぼくは握手をしようと手を出すが、とても変な握手になってしまった。
シリウス人「いや、こういうのははじめてなもので。」
ぼくは弥勒菩薩からその名前を借りていることをお話しした。
ぼく「弥勒菩薩というのは、56億7千万年後に地上に降りるとされている仏さまなんです。そのころには地上は食物が豊かで争いも無く、言葉がひとつになっているらしいんです。そんな未来になればいいなと思ってこの名前にしました。また、そういう未来にしなければと思ってます。」
シリウス人「そうですか。それは素晴らしい。」
シリウス人はとても素敵な笑顔でにっこりとそう言った。
それからぼくはUFOの原理を聞いたりいろいろな話をした。
美空ひばりがシリウス人だったということも知った。
しかし、ふと気づくとまわりにはたくさんの外国人風な人たちがわいわいやっていて、彼がいない。
どこに行ったのだろうと、二階の元ぼくの部屋の扉を開けてみると、なんとバンドがライブをやっていた。そこに彼もいる。
曲は知ってるようで知らないとても楽しい曲たち。
懐かしいような、こころがウキウキするような、そんな音楽。
ポップでロックな曲たちに、ぼくは「へーこんな曲もやるんだ」などと関心し、一番前で見た。
音楽ってたのしいから、それが何よりも人と人との垣根を越える手段なのかも知れない。
そんなことを思っていると、目が覚めた。
その後、ネットで調べているとこんなことが書いてあった。
『シリウスにまつわるお話し』
“多くの星の名前はアラビア語に由来しますが、シリウスだけは「火花を散らす」「焼き焦がす」というギリシャ語(セイリオス)に由来しています。
又、おおいぬ座にあるため犬星とか天狼星(中国)とも呼ばれ、日本ではその色から青星とか、おおぼしとも言われてきました。
アラビアではアルシラー(輝く物)、英語ではDog Starエジプトではソティス、ナイルの星シホールと呼ばれ、特に古代エジプトでは季節の始まりを示す星としてあがめられてきました。
そのため、エジプトでは女神イシスを同一視され、崇拝されました。
8月シリウスが日の出直前に東から昇る時期(ヘリアカルライジングと言われています)母なるナイル川の氾濫期に当たり、シリウスの出てくる方向に建てられた女神イシスの神殿では、そのヘリアカルライジングの朝は、太陽(太陽神ラー)とシリウス(女神イシス)の光が地平線上で交じり合いながら神殿内に差し込んだと言われています。そして、その日をエジプト歴の元日としたそうです。”
古代エジプトでは夏至(現代の日本では8月頃)に太陽とシリウスが同時に昇ってきて、その時を1年のはじまり、元旦としていたということだった。
ぼくが夢で見たのは太陽とシリウスで、UFOに乗っていたのはシリウス人だったのかも知れない。