大人になってから、急にアトピーになる4つの原因とは?体験談をもとに解説。
冬になり、肌の乾燥が気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで気をつけたいのが「アトピー性皮膚炎」です。
「アトピー」は、子どもの病気といったイメージがありますが、大人になってから急に発症する場合があります。
そこで、今回の記事では、大人のアトピーの特徴と原因を紹介します。
ぜひ、最後まで読んでください。
大人のアトピーとは
アトピーは、子どもだけでなく大人も急に、発症する可能性があります。
まず、大人のアトピーについて詳しく解説します。
大人の発症率
アトピーの大人の発症率は、「厚生労働省の患者調査」によると、2017年は約51万人でした。
しかし、2020年は約125万人と2倍以上に増加しています。
また、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021」によると、20代で10.2%、30代で8.3%の発症率です。
つまり、成人してからもアトピーになる可能性は誰にでもあるといえるでしょう。
大人のアトピーの症状・特徴
大人のアトピーの特徴は、上半身に症状が現れやすいと言われています。
特に、症状が現れやすい部分は、
顔
首
背中
などです。
人によっては、ひざ裏や腕の内側にもできやすいです。
また、かゆみが強いだけでなく、全身の皮膚が赤くなったり、皮膚が硬くなったりするという特徴もあります。
なりやすい人
大人のアトピーになりやすい人の特徴は、
皮膚が弱い人
ストレスが多い人
アレルギーを持っている人
などが挙げられます。
皮膚が弱い人は、肌の水分量が減り、バリア機能が低下することでダメージを受けやすくなります。
*詳しくは、大人のアトピーの原因を見てください。
大人のアトピーの原因
大人のアトピーの原因は、さまざま存在します。
ここでは、代表的な4つの原因を紹介します。
①肌の乾燥
一番の原因は、肌の乾燥です。
肌の乾燥は、皮膚のバリア機能を低下させ、ダメージに弱くなってしまいます。
普段から、ボディークリームや化粧水を使い、スキンケアをすることで、対策できます。
②ストレス
ストレスがたまると、自律神経のバランスが崩れ、アトピーの症状が悪化してしまうことがあります。
私も、普段の症状はそこまでひどくなかったのですが、仕事が原因で適応障害になり症状が悪化してしまいました。
ストレスが多いと感じる人は、自分なりの気分転換する方法を見つけ、ストレスの原因から離れることをおすすめします。
③睡眠不足
睡眠不足もストレスと同じように悪化してしまう原因になります。
睡眠不足になると、皮膚に回すエネルギーが減り、免疫力が低下します。
早寝早起きを心がけるなど、生活習慣を改めましょう。
④アレルギー(ダニや花粉)
また、花粉症や喘息を持っている人も、大人のアトピーになりやすいです。
アレルギーを持っている人は、IgE抗体の数値が高い人が多いです。
Ige抗体とは、アレルギーを起こすための抗体のことで、数値が高いとアレルギーを発症しやすくなってしまいます。
*数値が高いからと言って、必ずアレルギーやアトピーが発症するわけではありません。
ダニやハウスダストがアレルゲンが原因の場合は、定期的に布団や部屋を掃除しておきましょう。
ダニは、60℃で死滅するため、布団乾燥機をしようするのがおすすめです。
急に肌が荒れたり、かゆみが出たら?
先ほどから述べていますが、アトピーは急に発症することがあります。
下記のような症状が現れた場合は、病院を受診しましょう。
肌がカサカサする
皮膚が赤く腫れあがる
患部がジュクジュクしている
いくらスキンケアをしても良くならない
強いかゆみがある
大人のアトピーに限らず、アトピーの治療は適切な治療をすることが大切です。
適切な治療を長期的にすることで、悪化することを防ぎ、早く治すことができるでしょう。
私の場合は、最初に乳首が乾燥し、しだいにジュクジュクするようになりました。
最初は、恥ずかしさから受診することをためらっていましたが、産婦人科へ。
早めに受診したことで、アトピーが悪化することを防げて、症状が寛解していきました。
もし、普段と違った皮膚の症状が現れた場合は、早めに病院へ行きましょう。
まとめ
今回の記事を通して、
大人のアトピーは、急に発症する
大人のアトピーの原因は、もともとの体質だけでなく、生活習慣も影響する
普段違う皮膚症状が現れたら、早めに病院へ行くべき
ということが分かりましたね。
私も、子どもの頃は、アトピーとは無縁の生活でした。
しかし、大人になると生活環境が変わったこともあり、肌の乾燥が目立つようになりました。
大人に限らず、アトピーの初期症状は人によって異なります。
普段と違う症状が皮膚に現れた場合は、早めに皮膚科など病院を受診するようにしましょう。