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校舎が新しい都立高校を調べてみた

こんにちは。元都立高校の事務の人、ひろかです。
今回は、(ほぼ)令和に入ってから校舎が新しくなった都立高校について調べてみたのでご紹介します。

最近では、区市町村立の小中学校がどんどんきれいになっていくので、高校に進学した時のボロさが際立つというか…そんな中で自分が進学した高校が新しくてきれいな学校だと嬉しいですよね。個人的にはトイレとか更衣室がきれいなのが本当に良い…!!
新築当初は入試の倍率が高くなるなどの効果もあり、本当はどんどん広報してほしいのですが、都立高校の新築情報についてまとまっているサイトは公式にはありません…。
また、校舎を新築している学校もあまり広報は積極的ではなく、学校HPのコラムにチラッと登場する程度です。

そんなわけで、公式に発表されている情報などを集めて、令和に入ってから新しくなった学校の情報を集めてみました。
ぜひ進学を考える参考にしてみてくださいね。

1 新校舎が完成している学校

1.1 板橋高校(板橋区)

板橋高校の新校舎は平成30年(2018年)9月に完成しています。
校舎はすでに6年経っていますが、その後に完成したグラウンド等も含めて新しい学校です。
学校HP見ると、図書館が工夫されていて蔵書も多そうですね。

1.2 江北高校(足立区)

江北高校の新校舎は平成31年(2019年)3月に完成しました。
ウッドデッキがある(!)高校で、晴れた日には勉強できるスペースがあるとか…
進学指導推進校などを冠する城東地区の名門校ですね。

1.3 神代高校(調布市)

神代高校の新校舎は令和元年(2019年)8月に完成しています。
神代高校を皮切りに、調布・府中エリアの学校は順々に改修・改築されていくようですね…!
黒板プロジェクターだけでなく、映写用のモニターもついている教室があったり、デジタル系の要素をいれた校舎の作りとなっている様子が分かります

1.4 城東高校(江東区)

城東高校の新校舎は令和元年(2019年)9月に完成しています。
その直前に体育館なども完成しているので、学校全体でリニューアルが終わっています。
部活が有名な学校ながら進学指導推進校など文武両道の学校ですね。

1.5 千歳丘高校(世田谷区)

千歳丘高校の新校舎は令和元年(2019年)11月に完成しています。
千歳船橋駅から徒歩7分という、都立高校にしてはめちゃくちゃ良い立地の学校です。台湾への修学旅行や現地校との交流などに力を入れていますね。

1.6 東村山高校(東村山市)

東村山高校の新校舎は令和2年(2020年)8月に完成しています。
き…黄色…?の独創的な校舎と板目の床で優しい雰囲気が出ていますね。
東村山高校はエンカレッジスクールになっていて30分授業や二人担任制など手厚い学習指導体制がウリの学校です。

1.7 府中東高校(府中市)

府中東高校の新校舎は令和2年(2020年)8月に完成しています。
エントランスがなんだかとっても研究機関っぽいです(良い!)
府中東高校は通常の普通科課程に加えて金融教育やNIE(新聞活用)教育などにも力を入れている学校です。

1.8 竹台高校(荒川区)

竹台高校の新校舎は令和3年(2021年)6月に完成しています。
鶯谷や日暮里から近く、様々な電車でアクセスの良い学校です。
学校HPのトップ写真が視聴覚室?ホール?ですが、最近はこういう「1学年全員が着席可能な場所」をつくる学校が本当に増えました(羨ましい)

1.9 永山高校(多摩市)

永山高校の新校舎は令和3年(2021年)7月に完成しています。
多摩市唯一の都立高校で、放課後などの補習(寺子屋)が特色です。
この学校は、学校HPで新校舎完成までの様子を複数回レポートしていたり、軽音楽部の引っ越しの様子をYouTube などで紹介していて面白いですね。

1.10 豊島高校(豊島区)

豊島高校の新校舎は令和3年(2021年)10月、グラウンドは令和5年3月に完成しました。
学校HPを見てみると、LABOスペースがあったり、床が板目だったり、優しい雰囲気の学校になっているようで、千早の地っぽいなと(勝手に)思いました。

1.11 日野高校(日野市)

日野高校の新校舎は令和5年(2023年)9月に完成しています。
学校規模が23学級(学年7~8クラス)と都内でも最大規模の学校なので、お引越しは大変だったろうなぁ…などと事務員目線では想像してしまいます。
校舎以外の建物はこれから工事が進んでいきます

以上、平成の最後(ほぼ令和ということで…)から現在までに新しい校舎が立った都立高校でした。

2 もうすぐ新しい校舎になる予定の学校

ここから先は、現在工事中または工事の予定のめどが立っている都立高校を紹介していきます。うまく受験年があえば、新校舎を最初に使う人になる人がいるかもしれませんね…

2.1 府中高校(府中市・2024年12月完成予定)

こちらはもうまもなくですね…。学校のHPでも工事の様子をうかがうことができます。楽しみですね

建物が立つ前の基礎の様子などもこちらで紹介されていました。

https://www.zaimu.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/zaimu/fuchu

2.2 中野工科高校(中野区・2025年3月第1期校舎完成予定)

中野工科高校は近隣を流れる河川の工事などと並行している関係で、工事が非常に長期化しており、また工事自体も難しいみたいです…(何度も延期になっているはず)ですが、ようやく!!校舎の一部が使えるようになるそうです。
今年の4月に学校名も新しくなり、学科も新しくなり、校舎も新しくなってすべてがピカピカですね

2.3 桐ヶ丘高校(北区・2026年夏完成予定)

桐ヶ丘高校はチャレンジスクール(昼夜間定時制高校)です。4年かけて卒業するのが一般的ですが、授業を多めに組んだり課外活動などを組合わせると3年で卒業することもできる学校です。
色んな授業があるので、教室もいろんな部屋がありますね…。陶芸室、デザイン実習室、介護実習室…新しい校舎にもこうした特色は引き継がれるので、いったいどんな校舎になるか楽しみですね。

3 これから改築などを行っていく予定のある学校

ここから先は、まだ工事が着工されていない(計画段階)の学校を紹介していきます。
といってもレベルは様々で、調布北や高島はもう工事直前まで進んでいるようですね。その他は設計をしている段階だったり、構想を練っている段階だったりするようなので、予定も変わることが想定されます。

3.1 調布北高校(調布市・2028年完成予定?)

学校の入試情報ですでに公表されており、準備がかなり進んでいるようです。通常、校舎建設に2年くらい、今の校舎を取り壊してグラウンドを造るのに2年弱くらいかかります。

3.2 高島高校(板橋区・完成年度不明)

こちらは学校のHPではまだ案内が見当たりませんが、工事をしている東京都財務局のHPに掲載がありました。地元の議員さんのHPには令和10年に完成予定との記載もありましたが、昨今の人手不足などもありますので、少し前後するかもしれないですね…。

3.3 農業高校(府中市・完成年度不明)

現時点で詳細な建物の設計を開始したようです。設計をして、お金がいくらかかるのか計算して、予算を用意して、契約して、工事開始…となるので、ここから先の学校は結構時間がかかりますね…
こちらもかなり色々な教室がある学校なので、新しい施設がどうなるのか注目しています。

3.4 武蔵丘高校(中野区・完成年度不明)

武蔵丘も現在詳細な設計をしている段階のようです。3.3~3.6くらいまではほぼ同時期に完成する可能性もありそうですね…

3.5 井草高校(練馬区・完成年度不明)

井草高校も現在詳細な設計をしている段階のようです。現地に行っても特に変化は見られないと思います。

3.6 山崎高校(町田市・完成年度不明)

山崎高校も現在詳細な設計をしている段階のようです。契約件名が「改修と増築」となっているので、何か建物が増えるのかな…

3.7 東大和高校(東大和市・完成年度不明)

こちらは、他からもう少し遅れて、現在基本的なコンセプトを作っている段階のようです。コンセプト→詳細な設計→…(以下同様)と進んでいくので、更にもうちょっと時間がかかりそうですね。

以上、校舎が新しい(&新しくなっていく)都立高校でした。
超個人的な話ですが、私自身高校生の時に体育館が改築され、(体育館だけだけど)トイレがきれいになったのがとてもうれしかった記憶があります。
新しい校舎が完成するときは、お披露目会などを実施する学校もありますので、近隣でしたらぜひのぞいてみるのも良いかもしれませんね。



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