見出し画像

オーストラリア雇用統計分析&RBAレポート解説!豪ドルの行方はいかに? 24/7/18

Yan氏で~す。
インパクト!!!

振り返り回ですので地味です(笑)

最初にいつものようにダイジェストです

まずはお詫び
 前回の予測では、失業率の大幅改善を予想していたYan氏。しかし、結果は雇用者数の大幅増加、失業率は横ばいという予想外の展開に。分析ミスを認めつつも、全体的な見通しは的中。

RBAレポートの深掘り
 
RBAが発表した潜在産出量と需給ギャップに関するレポートは、今後の金融政策を占う上で重要なヒントに。経済の潜在能力と現状のギャップを分析することで、インフレや失業率への影響を評価。

今後の展望
 
7月31日に発表されるCPIの結果が注目ポイント。雇用統計は好調だったものの、インフルエンザの影響や中国経済の減速懸念など、不確定要素も。利上げ・利下げ論争が続く中、豪ドルの行方は複雑化


ここからは本文です。
トレードのことと、データー関連です
今日のオーストラリア市場でのニュースも出ています。ドミノピザがやばいかもって(笑)。マニアな方だけお進みください

先ほどEURAUDのトレードを終えました

Xにも出しましたが、本日のピボットPPで止まっているので
トレードを止めました。昨日のNZDも夕方から弱くなったのは
やはり、中国の景気後退懸念から、中国への輸出で利益を賄っているオセアニア地域の国には不利な状況です

まぁこの後、伸びてもいいではないですか(笑)
また、どこかで入りなおします。

先に昨日の記事ですが補足説明をしておきます
 昨日のオーストラリアの雇用に関する記事ですが、失業率が大幅に改善し、3.5%まで良くなるって書いたのはさすがに誇張しすぎました(反省しております
データーではかなり良くなるのではなんて思ったのですが、3.8ってつもりでしたが、気が付いた時には3.5でしたのでそのまま掲載しました
申し訳ないです
 それと、アメリカの小売り指標と輸入物価指数の時とおなじで
逆の結果でした。
アメリカの時は小売りが横ばいで輸入物価指数が大きくなるという結論が逆に、輸入物価指数が下がり、小売りが上昇だったのは、おそらく分析中の解析中に順番が逆に考えたのかもしれません。
それと同じことが今回も起きました。結果は知っての通り
オーストラリアの雇用が大幅に上昇し
失業率は変化なしでした。私は雇用はそれなりに失業率が大幅に改善と考えたのですが、これもおそらく分析途中で逆に何か入れてしまったのではないかと思います。見直しができないのですね。既に消してしまったのですね。いろいととデーターが多くなると分け解らないくなるので、整理しきれていないのがいけなかったのかと思います

一応、見通しは当たっていたと思います。それと、片方に偏った書き方はいけないと、著名な方たちがYoutubeで配信してたのです。
言い切るようなやつはロクなやつはいないとも言っていたのでやめました
これ大分前から始めたのですが、その当りは文面で判断してください。
 昨日はオージーが買いたいのだなとも解るかと思いますし、ニュージーはまた売られるってのも解るかと思います。その当りも含んで、今日は薄利ですが、トレードを終えたのです

長い言訳で申し訳ないです

では、本日のオーストラリア雇用統計の解説です


  • 失業率: 4.0% (前月比変わらず)

  • 参加率: 66.8% (前月比変わらず)

  • 雇用者数: 14,402,500人 (前月比42,300人増加)

  • 就業人口比率: 64.1% (前月比変わらず)

  • 不完全雇用率: 6.5% (前月比変わらず)

  • 月間労働時間: 19億6,700万時間 (前月比600万時間増加)

季節調整済み

  • 失業率: 4.1% (前月比0.1ポイント上昇)

  • 参加率: 66.9% (前月比0.1ポイント上昇)

  • 雇用者数: 14,406,100人 (前月比50,200人増加)

  • 就業人口比率: 64.2% (前月比0.1ポイント上昇)

  • 不完全雇用率: 6.5% (前月比0.3ポイント減少)

  • 月間労働時間: 19億6,700万時間 (前月比1,500万時間増加)

その他

  • フルタイム雇用者数は32,800人増加、パートタイム雇用者数は9,500人増加。

  • 女性の参加率が増加。

  • 未活用率は10.5%に減少。


就業人口比率

高止まりをしています

つづいて、問題の失業率です

2024年6月のオーストラリア労働市場は、季節調整済み失業率が4.1%と前月比0.1ポイント上昇したものの、依然として逼迫した状況が続いています。

主なポイント:

  • 失業率: 季節調整済みで4.1%、トレンドでは4.0%と横ばい。

  • 参加率: 季節調整済みで66.9%、トレンドでは66.8%とほぼ横ばい。

  • 雇用者数: 季節調整済みで14,406,100人、トレンドでは14,402,500人と増加。

  • 就業人口比率: 季節調整済みで64.2%、トレンドでは64.1%とほぼ横ばい。

  • 不完全雇用率: 季節調整済みで6.5%、トレンドでは6.5%と横ばい。

  • 月間労働時間: 季節調整済みで19億6,700万時間、トレンドでも19億6,700万時間と増加。

詳細:

  • 雇用者数は増加したが、失業者数も増加したため、失業率はわずかに上昇。

  • 病気による短時間勤務が増加したが、年次休暇取得者は減少したため、労働時間は増加。

  • 労働市場は、求人件数の高止まりや高い就業率・参加率から、依然として逼迫している。

一応、強いと考えられます

では、ABCではどんな報道をしていたのでしょうか?

この日のタイムラインではこんな話題でした
1,オーストラリアの失業率は6月に4.1%に上昇した。主な要因は、雇用者数が増加する一方で、失業者数も増加したこと、そして労働参加率が上昇したことが挙げられる。

2,フォーテスキューは事業合理化のため700人の従業員を削減すると発表したが、アンドリュー・フォレスト氏はグリーン水素事業からの撤退を否定した。

3,ドミノ・ピザ・エンタープライズは、日本とフランスの赤字店舗を閉鎖する決定を受け、株価が9年以上ぶりの安値を記録した。

4,ウィルマー・シュガー・アンド・リニューアブルズは、賃上げを求める労働組合のストライキにより、8つの製糖工場を最大16時間閉鎖すると発表した。

5,ビクトリア州の建設労働組合CFMEUは、警察と職場の安全検査官を「腐敗」や「腰巾着」と呼んだとして、罰金が2倍の17万ドルに増額された。

6,オーストラリアのワイン会社アコレード・ワインズは、フランスの酒造会社ペルノ・リカールと合併し、新会社オーストラリアン・ワイン・ホールド・リミテッドを設立する。

7,中国の肥料輸出は、国内価格の抑制を目的とした政府の介入により、2024年上半期にほとんどなくなり、出荷量は前年比86.2%減少した。

って1番だけですね。
実はもう一つ、ネタがあったのですが、これが重要です

BDOエコノミクスのアンダース・マグヌッソン氏は、最新の雇用とインフレのデータは、労働市場の逼迫がインフレを加速させているように見えるが、実際はそうではないと主張しています。彼は、失業率がRBAの推定するNAIRUを下回っていること、雇用の流動性の低下や求人件数の減少など、労働市場の他の指標が弱含んでいることを指摘しています。また、5月の月次インフレデータはインフレ加速の印象を与えたが、実際には物価は低下しており、これはABSの測定方法による異常であると述べています。

来月のRBAの決定は、月次インフレデータではなく、四半期ごとのCPI発表を主に考慮すべきだと結論付けています。


NAIRU解説(私も知らなかった(汗))

NAIRUは、「Non-Accelerating Inflation Rate of Unemployment」の略で、日本語では「インフレを加速させない失業率」という意味です。これは、インフレを加速させることなく達成できる最低の失業率を表す経済学的な概念です。

  • NAIRUより失業率が高い場合: 経済は完全雇用ではなく、インフレ率には低下圧力がかかります。

  • NAIRUより失業率が低い場合: 経済は完全雇用を超えており、インフレ率には上昇圧力がかかります。

NAIRUは、中央銀行などが金融政策を決定する際の重要な指標の一つとして利用されます。

例えば、オーストラリア準備銀行(RBA)は、インフレ目標を達成するために、NAIRUを推定し、現在の失業率と比較しながら金融政策を調整しています。

ではニュース記事を一つ
ABCニュース 7/18

この記事の内容は 上で書いてきたことの総評です
 一応簡単なまとめです
オーストラリアの6月の失業率は4.1%と、5月からわずかに上昇しました。これは、フルタイム雇用が約5万人増加したにもかかわらず、労働参加率も上昇したためです。この結果は、労働市場が依然として逼迫していることを示しており、オーストラリア準備銀行(RBA)は8月の会合で金利を据え置く可能性が高いと見られています。
 しかし、専門家の中には、インフレデータ次第では利上げの可能性もあると指摘する声もあります。
労働者にとって朗報なのは、新規雇用のほとんどがフルタイムであり、労働時間が増加し、不完全雇用も減少したことです。また、若者の失業率も低下しました。
 一方、6月は病気による短時間勤務が増加しましたが、年次休暇取得者は減少したため、全体的な労働時間は増加しました。

6月はですね。もう一つ気なる記事です
ABCニュース 7/10 ちょっと前ですね
 この記事の内容ですが、8日前であることを忘れずにしてください
つまりこの事態が7月なら8月の労働系の指標にはなんらかの悪影響がでるのではないかと思います

オーストラリアの雇用市場は、2024年2月までの1年間で雇用の流動性が低下し、パンデミック前の水準に戻りました。これは、金利上昇や生活費の高騰により、人々が安定した仕事を求めるようになったことが原因と考えられます。一方、失業率はわずかに上昇しましたが、依然として歴史的に低い水準であり、労働市場は依然として逼迫しています。若年層の雇用流動性は低下しているものの、他の世代よりも転職が多い傾向にあります。失業者は以前よりも仕事を見つけるのに苦労しており、その主な理由は「求人に対して応募者が多すぎる」ためです。アングリケア・オーストラリアは、初級レベルの雇用をさらに創出するよう求めています。不完全雇用も依然として問題であり、多くの人がフルタイムでの就業を希望しています。

今回の雇用統計で不完全雇用が改善されました。6月はよくとも7月は悪化している場合も考えられます。また労働時間が増えた理由が休暇者が多かった。オーストラリアは今、冬です。インフルエンザが大流行しているとのことで、さすがにここまでは気が回りませんでした(笑)

 オーストラリアでは2024年4月下旬からインフルエンザの流行が始まり、感染者数が急速に増加しています。2024年6月末までに、142,784件のインフルエンザ感染が報告されており、これは昨年同時期の134,660件を上回っています。だそうです。

ではロイターはどんな記事が出されたのか確認です
ロイター 7/18

最初と最後の文に矛盾を感じます
最初は
追加利上げの必要性を巡り疑問を残す結果
最後は
市場は引き続き非常にタイトな状態だ」と指摘。
判断が分かれますね。

で、今日はRBAからレポートが出ているのですね

この記事では、オーストラリア経済の潜在的な生産能力(潜在産出量)と、実際の生産量との差(需給ギャップ)について解説しています。

潜在産出量は、労働力、資本、技術などの生産要素によって決まり、経済が持続的に成長できるペースを示します。需給ギャップは、経済がどの程度効率的に資源を活用しているかを示す指標で、インフレや失業率に影響を与えます。

オーストラリア準備銀行(RBA)は、潜在産出量と需給ギャップを推定するために、様々なモデルや経済指標を使用しています。これらの推定値は、金融政策の決定において重要な役割を果たします。

例えば、もし経済が潜在産出量を上回って過熱している場合、RBAはインフレを抑えるために金利を引き上げるかもしれません。逆に、経済が潜在産出量を下回っている場合、RBAは景気を刺激するために金利を引き下げるかもしれません。

なぜ、このタイミングだったのでしょうか?

私はデーター分析に何か足らないと気が付いたのか、今日の雇用と失業率とかの結果に何か違和感があると考えていたのではないかと思います

さてと、次の大きなイベントは
豪・消費者物価指数(CPI) 第2四半期
次回発表予定日 07/31 10:30

なんとまぁー、日銀政策決定会合の前ですね。

雇用統計は大幅に良かった。失業率は4.1%で改善はしなかった
ただ、インフルエンザが流行っていたので休む人が多く労働時間は多かった
完全雇用も上がったが来月も続くとはわからない
 利下げ論者と利上げ論者が拮抗しているが、年内の話がって感じですかね

しばらくはオージーは情報だけを収集になります
中国のニュースも踏まえながら

そんな感じです

あとがきです
 今回は、振り返りの勉強会からの次回へのお話。このパターンはあまり読まれない記事になりますね(笑)。ただこんな回があるからこそ、次回分析の時短が出来ているのです。地道にデーターと傾向を集めるだけでも、相場に生き残るチャンスが増えると思っています。
 さてと、いよいよ中国のことも詳しくならないといけないのかもしれません。大半は記事だけでしたが、中国の公式サイト(できれば行きたくない)本当に怖い。間が空くのがPCになんか細工されているようで怖い。でも見ないといけなくなってきました。他の何かがあればいいのですが、見つけられるかな?
 Xをもう少し使いこなしたいですね。
それと、英国国債です。今はまだ利下げではないですが、8月1日次第ではチャンスが来るかもしれないですね。(ええ、まだ狙っているのです(笑))

以上です

宣伝
NOTEフォローは100人でYOUTUBEデビューを考えています
現在は76人です。大変にありがとうございます
また、スキを押していただきますと
モチベーションアップにもつながります

こんな記事ですが、フォローをお願い致します

ついでにXもお願い致します。

よろしくお願いします。

#やん #ヤン #Yan氏 #Yan #ファンダメンタルズ #fx #政策金利 #経済指標 #AUD #CPI #雇用統計 #失業率 #オーストラリア #利上げ #利下げ

いいなと思ったら応援しよう!