TRPGシナリオ制作論(1)
あくまで愚痴ですし、なんなら。そこまで筆者が著名な人間ということじゃありません。その点はご注意下さい。
私はシノビガミのシナリオよく、書く者です。そこそこの頻度でいくつものシナリオを書いてました。
結果、これだけは自分として言いたいこと。それだけをここに書いていきます。ためになるかどうかは置いておくものとして、今回は「絶対に言えること」をいいます。
それは「TRPGは広い」ということです。
紛らわしいのですが、簡単にいうのならTRPGは「本」のようだと私は思います。
例えば、人によっては「ニコニコ動画」や版権を利用した「YouTube」のゆっくりリプレイ動画から入った人がいると思います。彼らは、TRPGを「漫画」のように、コミカルに素早く、手早く、面白く、楽しむことが多いと思います。
一方で、YouTubeなどでライブで公開されている。オンラインセッションの動画から入った人もいるでしょう。彼らは、TRPGを「小説」のように楽しんでいるのです。ゆっくりと、他人と文字を朗読しあい、俯瞰的に楽しむ人もいるでしょう。
はたまた、何も知らない人が他人に、誘われて、入ったのなら。TRPGは複雑な「迷路や間違い探しの本」として見えることもあるでしょう。彼らは、それを理解して、慎重に、環境を楽しむことというよりは、目の前の難問をクリアすることを目指して前に進むことを楽しむことがあるでしょう。
そんな人達が、「TRPG」という単語が共通点なだけで、同じ場所に集まるわけで、当然、事故が起こるのは仕方のないことなのです。「本」という共通点だけで読書会をするようなものなのです。
それぐらい。"TRPG"は広いのです。
だから、これから、私から言えることは単純に1つです。
TRPGには明確な正解はありません。あったもしても、それが世間的に評判が"良い"程度なのです。
「本」といえど、色々な世代向けに、色々な見せ方があるように。
「TRPG」も、この書き方の方が、世間的、評判が"良い"がある程度。
明確に〇〇をした方がいい。〇〇をしてはいけないという正解はないです。
もし、あなたがシナリオを書くならそれを忘れないでください。
リスペクト、オマージュも原作者が認める範囲ならしてもいいんです。シナリオがバッドエンドしかなくても、ロストが確定していても、ダイスを振らなくても、ロールプレイが短くとも、それがTRPGとして駄目なわけではないのです。
悪魔で、それが世間的に良い、悪いがある程度。そこに思いや技工があるのなら、TRPGとして破綻していないシナリオができることも、通常のシナリオよりも味として出ることもあります。
自分が書きたいもの、見せたいものを書きましょう。
よい。TRPG制作を…!