Premiere League 第5節　West Ham VS Manchester City

両クラブの状況

◆West Ham
前節、昇格組のルートンタウン相手にアウェイで勝利したウェストハム
順位も6位と好位置に付けている
今節の相手は、リーグ王者のシティ
得意のカウンター攻撃で要塞を突破できるか

◆Man City
前節フラム相手に5-1と大勝したシティ
今まで唯一の4連勝で順調な滑り出しをしている。
今節は同じく絶好調のウェストハムのホームに乗り込む
また、代表ウィークもありグリーリッシュ、ストーンズ、コヴァチッチが
怪我で欠場。主力をいかに早く交代させ温存するかがカギになるだろう。

スタメン/フォーメーション

◆West Ham
ウェストハムは4-2-3-1の布陣
前節から中盤を1枚変更
1トップはストライカーのアントニオを置いた。

◆Man City
シティは盤石の布陣
新加入のドクは前節のスタートは逆の左サイドで先発となった。
同じく新加入のヌネスはベンチスタート

前半

完成されたブロックにカウンター

前半がスタート、シティにペースを掴まれる展開が多くなる
グヴァルディオルからのハーランドの抜け出し、ドクのパスからのハーランドのタッチなどいくつも決定機を作られてしまうも
アレオラやアゲルドのセーブ、ブロックにより何とか無失点に抑える。
あまりプレスに行かず、ブロックを組み立て構える守備でゴール前で一気に奪いに行く姿勢で構築していた。
するとドクのトラップミスからツォウファルが駆け上がると柔らかな
ロブパスを供給、ウォードプラウズがダイビングヘッドで合わせ先制する。
見事なカウンターで1点をもぎ取ったウェストハム、後半も無失点で乗り越えられるか

ドクとグヴァルディオルの連携

試合自体はシティペースで進む展開が多くなる。
ウェストハムのブロックを組んで守る守備に、中々守備を引き寄せて
剥がすことが出来ないため、中央からのチャンスメイクが出来ない。
必然的にサイドからのボールに頼ることになるがそこで
活躍したのがグヴァルディオルとドクの左サイドの2人だ
ドクは持ち味の素早いドリブルに対人したときのフェイントで翻弄すると
後ろで待つグヴァルディオルへパスを出しそこからもチャンスメイクができる。
得点には繋がらなったものの、新たな連携、強みとしてポジティブな内容となった。

後半

絶対的な守護神、アレオラ

1点リードで迎えた後半
前半に比べて攻守の入れ替わりが激しくなってきている
パケタ、ソウチェクでボールを奪いボーウェン、アントニオを走らせ
ゴールに迫る展開が続く。
また、ウォードプラウズのセットプレーからのチャンスも多い
そんな中躍動したのはキーパーのアレオラだ
幾度となく決定機を防ぎ、守護神として十分な活躍を見せた。
しかし、ドクの突破から失点を許すとその後も2失点
結果としては3失点を許してしまう。
エデルソンのビッグセーブに阻まれたシーンも多く
ハマーズとしてもシティに対抗できる十分な実力を見せつけた。

新加入の力とベテランの意地

後半に入ると、早速ドクが裏抜けから個人技で突破しゴールを決めて見せた
持ち味の足元とスピードを生かした彼らしいプレミア初ゴールとなった。
その後もシルバとハーランドの得点で結果としては3-1で勝利した。
アルバレスのトップ下からのピンポイントパス、縦横無尽に走り回り各ポイントで貢献するシルバ、縦へスピードのある動きで翻弄するウォーカーなど
既存組が勝利へ貢献する中新加入組も各々の力を見せつけた。
新加入組の個々のセンスや特徴が良い意味で浮き彫りとなったこの試合
次節ペップがどんな采配をしてくるのかも気になるところ

試合結果

West Ham 1 - 3 Man City
◆West Ham
Ward-1prowse (36')

◆Man City
Doku (46')
Silva (76')
Haaland (86')

Pick up

◆West Ham
7.Ward-1prowse
トップ下で先発したウォ―ドプラウズ
コーナーキックやFKなど持ち味の精度で、的確な場所へのボール供給を
見せつけた。
先制点の場面での飛び出しも、タイミングを上手く計った見事な飛び出し。

◆Man City
11.Doku
今節、左サイドで先発したドク
左サイド深くで1対1の場面を作り出すと、得意の足元で違いを見せつけた。
また。同サイドのグヴァルディオルへのボール供給、連携も申し分ない動きで今後のスタメン起用に十分なアピールとなった。

総評（個人的な感想含む）

無敗をキープしてるチーム同士の注目の試合！

まずはホームのウェストハム
改めて感じたが、前線のクオリティが高い
アントニオ、パケタ、ボーウェンと個々の能力が高いのは
もちろんだが、カウンター時の勢いも申し分なし
そこに新加入のウォードプラウズ、アルバレズなどが開幕早々からフィットし絶好調のシーズンを送っている
この試合でもシティに十分対抗する内容を展開、主にウォードプラウズの
FK、クロスを上げる精度は抜群。先制点もピンポイントで飛び出したウォードプラウズが点を決め、コンディションの良さを披露した。
その後はリードを守り切れずシティの猛攻に押されてしまった。
結果としては負けてしまったが、今シーズン上位を狙える内容を見せた。

一方のシティ
新加入組と既存組の連携が上手く噛み合った試合になった。
ドク＆グヴァルディオルの縦の連携は、時間が進むにつれウェストハムの
守備を翻弄していた。
また、アレオラに対応しビッグセーブを見せたエデルソンも注目。シティの場合守備のブロックが固く、枠内シュート自体が少ないためエデルソンのセービングがヒューチャーされる試合はあまりなかったが、この試合では
ピンチで見事なダイビングセーブを披露。
途中出場したヌネスは周りを監視し、的確なボールの受け取りに供給
オフザボールのポジショニングなどデビュー戦にしては及第点以上の内容
強豪ウェストハムのホームに乗り込み難しい試合となったが何とか勝利を掴んだシティ、この勝ちはでかい！！

シティの攻撃力、ペップの修正力を見せつけられたと同時に
ウェストハムのチームとして成長している姿に驚きと今後の期待が大きくなる試合だった。

ここまで読んでいただきありがとうございます！
ではまた次の試合で！