Premiere League 第10節　Crystal Palace VS Tottenham　

両クラブの状況

◆Crystal Palace
前節、ニューカッスルにアウェイで大敗を喫したパレス
エゼ、オリーセ、トムキンスなど主要メンバーも負傷のため万全な状態ではない。
今節の相手は現在首位を走るトッテナム。
中位以上に上がるためにも何とか1点でも多く勝ち点を積み上げたいところ

◆Tottenham
前節はフラム相手に勝利し、リーグ戦無敗をキープしているトッテナム
昨シーズン王者のシティよりも上の首位に位置付けている。
バックスの安定感やマディソンの活躍もありチームとしても波に乗っている
怪我人が多く出ているパレス相手にアウェイで勝利し首位をキープできるか

スタメン/フォーメーション

◆Crystal Palace
この試合では、前節の布陣から変更を加え4-4-2の布陣
2トップにはエドゥアルド、ヒューズを起用
エゼ、オリーセは引き続き欠場となった。

◆Tottenham
トッテナムは前節から1枚の変更
左サイドバックのウドジエが怪我のため、代わりにデイビスが先発となった
前線は定番となったソン、リシャルリソン、クルゼフスキが名を連ねる。
パレスの強烈な攻撃陣をロメロ、ファンデフェンの両CBがいかに攻略するかが楽しみだ。

前半

仕掛けさせない守備とアイエゥの効果

試合が開始、いつものようにスパーズがスピードとをかけセカンドボールの回収を行いながらボール保持する展開が進むと思いきや、パレスの守備が自由にさせない。
パスを受けた選手に対しすぐにプレスを仕掛け、人数をかけ守っていく。
攻撃面では、ポゼッションで上回れているためカウンターで仕掛ける場面が多くなる。主に右サイドのアイエゥがボールを持ちながらクロスや前を向きシュートを狙っていく。
前半ではトッテナムを枠内シュート0本に抑える守備を見せたパレス
後半でホジソンはいかに試合を展開させていくか。

ポゼッションでは圧倒するが、、

前半がスタートし、ポゼッションを約70％と圧倒してボールを保持するスパーズ。
しかし、パレスの守備に押され自陣でのボール回しが多くなっていく。
攻撃面ではリシャルリソン、マディソンから展開をしていくが最後のフィニッシュの場面で阻まれてしまう。
また、ウドジエの代わりにデイビスが先発しており攻撃面では今一つ物足りない印象
枠内シュートを0本とされたスパーズ、後半でいかに巻き返しができるか。

後半

長くは持たなかったパレスの守備

スコアレスの状態で迎えた後半、前半に引き続き組織的な守備でチャンスを潰しに行くパレスだが思わぬ形で失点をしてしまう。
ボックス内右サイドでマディソンがボールを持つと、シュート性のクロスを中に送り込む。そのボールがクリアしようとしたウォードの足に当たりゴオウンゴールとなってしまう。
その後1点を取り返したいパレス、ヴィカーリオとCBで揺さぶりをかけパレスの全体を吊り上げにかかる。前に出てきたタイミングでロングボールから
ソンフンミンにゴールを決められてしまう。
オウンゴールから続いての失点で守備が崩れてしまう。
その後、アディショナルタイムでアイエゥが見事なボレーシュートで1点を返すも試合はそのまま終了。
リーグ戦2連敗となった。

全体の連携で得たカウンター

後半開始、早い時間帯では前半と同じようにパレスの守備に苦しめられるスパーズだが、マディソンのクロスからオウンゴールが生まれる。
追加点を奪いに行くスパーズ、ヴィカーリオが揺さぶりをかける。
パレス全体を吊り上げ、スペースのできたところにエメルソンがロングボールを送りマディソンへ。パレスの守備が戻り切ってないところへ
ジョンソン⇒ソンフンミンで見事に崩し追加点を奪った。
その後も得意のカウンターでゴールに迫るも追加点はならず。
アディショナルタイムで1点を返され窮地に立つも、最後まで守りきり勝利
リーグ戦10試合無敗を継続した。

試合結果

Crystal Palace 1 - 2 Tottenham
◆Crystal Palace
Ayew (90＋4')

◆Tottenham
Ward (53' OG)
Son (66')

Pick up

◆Crystal Palace
9.Ayew
この試合、右サイドで先発したアイエゥ
攻撃への起点や、後半アディショナルタイムでのゴールなど
エゼ、オリーセが居ない中攻撃の脅威となった。

◆Tottenham
17.Romero
すっかりCBとして定着したロメロ
この試合ではファンデフェンとのコンビで先発
両チームでパス成功数最多となる141本を記録、守備面ではスピードや
フィジカルを生かしピンチを凌いで見せた。

総評（個人的な感想含む）

首位のトッテナム対不調が続いているパレスの試合！

まずはホームのパレス
この試合では、パレス全体で選手がボールが渡った瞬間に即プレスにいって
中盤の高い位置でボールを奪えていた印象。
深い位置でのチャンスも作らせずに、前半では枠内0ゴールに抑えた。
だが、後半で守備が崩れてしまった。
試合を通して守備を継続出来ればよかったが、スパーズのカウンターが一枚上手だった。
また、攻撃面ではアイエゥやヒューズなどゴールに迫る活躍を見せたがチャンスの数は少なく、エゼ、オリーセの離脱が影響していることが見て分かった。
中盤で違いを作り出せる選手が必要になっている。

アウェイのスパーズ
前半はポゼッションは高かったものの、キーパスを上手くパレスに防がれていた。マディソンもあまり自由に動かせてもらえていなかった。
後半2点目の場面でのカウンターは、さすがスパーズといったところ。
全体でのタイミングも完璧で見事に崩して見せた。
守備面ではファンデフェンとロメロの両CBが効いていた。特にファンデフェンはスピードもあり危うい場面でもすぐに戻ってきてチャンスを潰した。

アウェイのスパーズが何とか勝ち切り首位を守った。
ポステコグルー政権のスパーズが負ける日はいつになるのだろうか、、

ここまで読んでいただきありがとうございます！
ではまた次の試合で！