面接に落ちても、人格を否定されたわけではない
面接で落ちるって、とってもいやなことですよね。
私ももちろん経験がありますが、例えば入学試験とか、資格試験、武道の昇段審査などと違って、なんだか人格を否定されたような気持になることもあるでしょう。
今は少ないかもしれませんが、SNSの時代になる以前は、本当に人格を否定するような面接官もいたと思います。
なぜか面接が途中から説教になる人とか。もしかしたら、善意でのアドバスのつもりかもしれませんが、アドバイスと説教は似て非なるものです。
面接官が説教するなんて、勘違いも甚だしいですよね。まさに大きなお世話です。
私も20,000人の面接の中では、そう感じられた人がいないとも限りませんが。
ともあれ、面接で不合格になることで、決してあなたという人を否定されたと思わないで下さい。
自分で失敗したと感じたら、次に改善すればいいことだし、最近はフィードバックされることも多いので、理不尽な評価でなければ、謙虚に受け止めるのも必要なことです。
でも、あなたの人格を否定する権利は誰にもないし、ましてや初対面の企業の面接官が、そんなことをする合理性も権利もありません。
その人は、あなたの人生には関係ない人です。大抵の場合、二度と会うこともないし、何も気にする必要はありません。
自分のことを省みずに勝手なことを言うのは、おじさんのサガです。
「絶対内定」にも、人気企業に内定する人でも、多くは合格率は10%程度だと言っています。この本のいいところは、ちゃんとこういうエールが聞こえることですよね。
そもそも、今の日本では、正社員として入社できるのは1社だけです。
たくさん内定しても結局は1社にしか入社できないわけです。
だから、あなたが今学生だとしたら、4年生の3月31日までに入社する会社が決まればまずはOKだし、別に卒業したからって、そんなに失望することはありません。
今の日本に、あなたを必要としてる会社が1社もないないんて、あるわけないじゃないですか。
もし、企業とあなたがお互い全力で探したら、きっと出会うチャンスはあると思って下さい。出会うチャンスを作るのは、あなたと企業の両方に責任があるというのが、私の持論です。
企業ももっと頑張りましょう。
前にも書いたとおり、100社落ちても、101社目に入ったらいいんです。
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