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弥生慰霊祭に行ってきました

少し前の話になりますが、10月12日、警視庁・東京消防庁・皇宮警察・戦時中の警防団などの殉職者の慰霊祭である、弥生慰霊祭が日本武道館の横にある弥生慰霊堂で行われました。


以前の投稿でも書きましたが、私の伯父が東京消防庁の消防官で、昭和23年に殉職しています。
今年は警視庁の警察官1名の方が殉職され、合祀されました。

以前は1年で何人もの方が殉職されていましたが、近年は少なくなっています。
なんとなく最近、治安が悪化したような気がしてしまうのですが、実は凶悪犯罪はかなり減っています。

データに基づかない「最近は外国人が増えたので、治安が悪化した」などという言説には、注意が必要です。
もちろん、局所的に犯罪が増加した地域はありますが、治安関係者の努力や、監視カメラなどのテクノロジーで犯罪は減少し、また、死亡交通事故なども激減していることは間違いありません。

慰霊祭のあと、武道館に場所を移し、現役の警察官・皇宮護衛官・消防官による柔剣道の試合と、演奏会が行われます。

私も都民の1人として、命を懸けて東京の治安を守ってくださった御霊に感謝し、会ったこともなく、写真も残っていない伯父の人生に思いを致す一日でした。

11人兄弟の長男として生まれ、陸軍で満州に動員され、シベリアに抑留され、復員してすぐに消防官となり、時を措かずに殉職した伯父が守ろうとしたものは何だったのか、あの世で会えたら聞いてみたいと思います。


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