【書籍紹介】新哲学入門
哲学入門書
入門書に関して廣松は、「哲学入門一歩前」というのも出していますが、「新哲学入門」の方が読みやすかったです。
というのも、「ですます調」
認識観、存在観、実践観という基幹的三部門を主題にし、内容的にも「一歩前」と被っていたので、結構、すんなりと飲み込めました。
「或る妥当的正義が「正義」として実現・成立する条件は、啓蒙・説得を同士獲得の手段として活用するにせよ、本質的には、…協演的・協動的な社会編制態の基底的構造の変革というかたちでの”正義”(大義たる実現目的)の実現そのことにほかなりません」
カール・マルクスが、「哲学者たちは世界を単にさまざまに解釈しただけである。問題なのは世界を変えることなのである」と言いましたが、やっぱり哲学は単なる学問に留まるべきではなく、「正義」の為にあるべきなんだと思います。
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