夜中に焼き芋を頬張りながら、朝ドラをみる
ホクホク、しっとりの焼き芋
ダイエットを頑張っており、身体にいいものを取り入れていたいという私の最近のおやつの定番。
夜中に食べてたら、身体に良くても変わらんだろうというツッコミを無視しつつ、おいしくいただきなから、朝ドラをみる
見ているのは「虎に翼」の最終週。
私は新潟編から見始めた。初めて「虎に翼」をみたとき、なぜ最初から見なかったのかという後悔が一番はじめに押し寄せてきた。
なぜこんなにも、私は朝ドラにハマってしまったのか…それは今の自分と向き合っていることに重なる部分があるからかもしれない。
主人公 寅子が当時珍しい女性裁判官として、自分のキャリア、家族のこと、仕事のこと生きていく上で壁に当たる課題に向き合っていくストーリー。私は今自分のキャリアや仕事で悩んでる。適応障害になり、新卒時に考えていたキャリアに進むことを辞めた。じゃあ、次私はどのようなキャリアを目指していくのかどんな人生を歩みたいのか日々考えるのだが、結局よくわからないにたどり着く。今までこんなにも自分と"向き合う"とこをしてこなかった。表面部分だけをみていて、芯の部分を見れていなかったと改めて実感している。そんなときにこんなにも真摯に"向き合い"少しでも良い方向にするため生きていく女性 寅子 を見てかっこいいと思い、私も力強い女性になりたいと思った。
また、新潟編で寅子が恐怖を感じていたみさえの日記に書かれていた「特別な私」についても自分と重なる部分があった。10歳から15歳までの5年間、自分で言うのもなんだが勉強ができ優等生だったので、無意識に自分は特別だと思い込んでいた。高校へ上がると勉強ができる子がたくさんおり、勉強をしなかった。そうするとどんどん学力が落ち、志望する大学にも行けなかった。大学では頑張ろうと学生自治団体に入ったり、就活で大手ではないが業界では有名なメーカーへ就職した。「自分は優秀、エリートコースにのるんだ」と思い込んでいたが、仕事は全くできず、どんどん自分を追い込んで適応障害になり、逃げるように部署移動のお願いをした。みさえの「特別だと思っていたが、東京では私はただの女に過ぎなかった」が最近私が身にしみて感じている。
私は特別じゃないんだと言い聞かせても、ひょっこりと表す自分への期待。それを感じるたびに、「ああ、自分場まだ期待しているのだ」と嫌悪感を感じる。
虎に翼の話が理想的ないい物語でなく、人々がもがき苦しみながらも力強く生きていくストーリー、登場人物ひとりひとりが魅力的だからこそ、私のこころに響いたのだろう。