介護の現場職員さんは、ネコのような生き方でも良いと思いますよ。

東京での仕事の帰りの電車で、Yahooニュースを見ていたら、「介護事業者の廃業数は過去最多」「忍び寄る介護崩壊」といった見出しがありました。

介護に関しては、私自身が、その業界にいた事もあり、今でも無関係では無いため、関心があります。

様々な問題を抱えている業界ですが、私が思う根本的な問題は、現場で働く人の待遇が悪く給料が安す過ぎる事だと思います。だから、政治家の皆様や一部の経営者の方々は危機感を大いに感じる必要があると思います。

ところで、我々人間は時に「ネコ」に学ぶ事が必要かもしれません。
ネコは、無駄な争いはしません。
ネコは、知能が高く、学習能力があると言われていますが、何事も自分優先です。全て、自分の幸せのために行動します。
けれども、可愛いだけで何事も許されてしまいます。
？？？猫好きだけが、思う事かも知れませんが・・・。

だから、現場で働く人は利用者よりも、まず自分自身を大切にして欲しい、と思います。現実の世の中では、善意や感謝された気持ちだけでは、生活できません。お金が無ければ生活は儘ならないのです。
考え方は人それぞれですが、しっかりとお金を稼げるところに転職するのも、間違いではないと思います。
そして万が一、自分が去った所で介護崩壊が起こっても、責任を感じる必要はないと思うのです。自分を犠牲にしなくて良いと思うのです。
ネコみたいに、自分の幸せの為に生きて良いと思うのです。

仮に、現場の人が、みんな辞めて、介護崩壊が起こったとしても、それは危機感を感じず、有効な対策を打てなかった政治家や、それを運用した人々の責任です。
だから、崩壊の責任を、現場の方々の尊い善意で償う必要は無いのと思うのです。
良心に従った、尊い事をしている介護現場の方々が正当に報われて、介護を提供する側も、受ける側も、両方が真の幸せになる世の中になって欲しいと願って病みません。