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よくがんばりました

「よくがんばりました」

普段の日常生活から、TABIPPOの活動などで、様々な場所を通してこの言葉と共に歩んできた1年だったと感じる。
最初にこの言葉と歩むことになったのが、BPFまで残り35日となった時の道東合宿のこと。
全員集まって、ワークをするというものがあり、BPFのリーダーから一言というコーナーがあった。そこで当時TABIPPO学生支部のひがしゅんがBPFに向けた熱い言葉を投げかけた。そこで投げかけたのが、最初に提示したこの言葉であった。
それから10ヵ月経った今でも、忘れることがない。なぜなら、BPFに限らず苦しくなりそうになったときによく声をかけられた言葉だからだ。

7月。大学のサークルで、地元の夏祭りで毎年屋台を出しているが、今年も出すことになった。そこで、部長だったこともあり、リーダーを任させられた。正直不安しかなかった。なんせ、サークルで屋台を出す自体、コロナ禍前だったからで、それを知っている人たちももう卒業してしまった。だから、何も知らない状態で祭りをやることになった。そして、その不安は的中してしまった。材料の確保や会計、人数調整などとにかく初めてのことばかりだった。どうしていいか分からなかった。本当なら先輩とかに頼み込めばよい話であるが、弱点である恐怖心や人見知りが出てしまい、何か言われるのではないか、怒られるのではないかという思い込みがあった。その他にも、本当にこれは正しいのかな、大丈夫かなと心配症の面も出た。そして、モチベーションをなくすまでに来てしまった。実際、練習や打ち合わせのときもこっぴどく先輩から怒られた。それだけでなく、本番でもかなり怒られてしまった。もう祭りが終わった時には、ずっと涙を流していた。
そこで、一人で解決することが難しかったため、子供のころからお世話になっている先生のもとに相談することにした。色々話していると、こんな言葉が出た。

「よくがんばったね」

思わず涙が出てしまった。先生は、自分が小さいときから見ていて、褒めながら伸ばすスタンスだったこともあり、長所は伸ばし、短所は改善策を出していた。その後も、この先生と今の気持ちのこと、これからのことを本音で語り合う時間が増えるようになった。困った時には、本音で語り合える人とたくさん話して、頼れるところは頼ることが大事だと考えが変わった瞬間でもあった。
そして、同時にどこかで聞いたことある言葉だなと思ったら、BPFのことだった。どんな感情になっても勇気をくれる言葉。それがこの言葉であった。

TABIPPOの話に戻すが、今DREAMが終わり、これからBPFに向けた活動が始まっていく。旅の魅力をたくさん伝えるために、満席にするためなど理想の形を目指していっても、苦しいときがたくさんある。けど、その形を形成していくプロセスを大事にし、最後の日まで自分なりの頑張り度をMAXまでに持っていくことが第一であると思う。そこで、みんなのなかでこの言葉が出てこれるような活動をしていきたい。というより、だそう。



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