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ドイツで不妊治療(その後のその後)




春のIVF治療からあっという間に月日がたちました。
秋にすぐにステップアップして治療をしたかったのですが
9月に電話をして予約が取れたのが、10月中旬…さすがドイツ。

健康保険の補助適用期間終了まで2か月というタイミングの予約でした。
ICSI治療の説明を受け、すぐに保険会社と州に補助申請をし、次の月経周期から点鼻薬が始まりました。

点鼻薬のせいか、申請書類の返事が補助適用期間内にくるかどうかの不安からか、その月経周期は長くなってしまいました。
いつになく長く、「え?まさか、できてるのか?!」と期待をしてしまうほど。

結局、それは私のただの期待で、遅れたけれどきちんと始まりました。
そして、また注射の日々…と思いきや
ICSI治療初めに受けた超音波検査で、Zysteがあると言われました。
聞きなれない単語で、その場では「フューステ」と聞こえ
家に帰り調べたが、そんな単語はもちろんありません。
卵巣周辺で考えられることを日本語で調べ、ドイツ語に翻訳してみることで
何とか先生が言ったことが分かりました。
ただ、日本の「卵巣嚢腫」と「卵巣嚢胞」どちらもEierstockzysteで出てきてしまったので、どちらなのかは厳密には分かっていません。

そのため、月経がはじまってもすぐに排卵誘発の注射ができませんでした。
結局、先生から注射を打っていいと言われたのが、9日目のことでした。
そんなに遅くから始めて意味があるのか?!と思うほど。
先生に聞くと、「次の周期まで待ったら、補助の期間が終わるからやるしかないわよ。」と…。
確かに、この時点で補助期間終了まで残り1週間というタイミングでした。

こんな感じで、期限に追われるストレスフルな採卵周期。
採れた数は1つ!!!

そりゃそうですよね。

顕微授精なので、一つでもそれが育てば…という望みをかけて治療が進みました。

採卵翌日の受精結果は、受精ならず…。と電話口で言われたけれど、請求書を見ると採卵したところまでの費用しか請求されていませんでした。
…たぶん、受精するまでにいたらず。が結果だと思っています。

もっと、夫に仕事を調整してもらえるよう、早くから説得していたらよかったのか…
初めから大学病院で治療を受けていればよかったのか…

いろいろな思いはあるけれど、どちらも私一人が奮闘してもどうにもならないこと。
何度も夫には話したし、それでこの結果ならしかたがないと思う。私はできるだけのことはしたのだから。

薬の値段

Synarela(点鼻薬) 200.44€
Ovaleap 900 437.88€ ×3(1313.64€)
Ovaleap 300(追加分)152.86€
Ovitrelle 250  60.02€
Utrogest 98.90€
合計 1825.86€
保険適用後 912.93€

ICSI費用(治療計画書より)

ICSI(治療開始から胚移植まで) 3241.48€
麻酔代(全額実費) 125.38€

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