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夏季休講中のデスクリサーチ

休講中期間をインプットに充てています。
院での学びはセミナーのようなハウツーとは異なり研究であること。
「問い立て」「先行研究」「仮説」「検証」の連続的活動だと思っています。

いきなりソーシャルビジネスのプランを挙げ始めるのではなく
(楽しい作業ではあるが)
まずは経済・社会の歩み、ありかたから考えます。

前職では紙という大量消費材の販売をしていました。数量こそ命。利益より売上高。「販売は金額ではなく量でもつかんでください」と指導を受けたものです。また、卸売業でしたのでフレームワークでいうところの5W1Hが把握しにくく短視眼的になりがちです。

量を追うため必ずしも必要でないものを作り続け、目先のために売り続ければどうなるか。世界中でそのようなことをしたら経済と地球はどうなってしまうのか。資本主義の行方にも課題を持ちました。

故に第二創業で意識した指標は量販など規模の追求ではなく「社会性(公共性)」です。目指すものは人間の生活に根差したよりよい世界です。

50年も前に持続的成長や社会資本という概念が論じられています。
さらに、あるべき社会像は古くは18世紀にアダムスミス(Adam Smith)の『道徳感情論(1759)』にみられます。

「経済と人間の旅」宇沢弘文 日経ビジネス文庫 2014年
「社会的共通資本」宇沢弘文 岩波新書 2000年
「エリアリノベーション 海外編」馬場正尊・中江研・加藤優一 編著
「イギリスのガバナンス型まちづくり」西山康雄・西山八重子
「歴史からの発想」堺屋太一 日経ビジネス文庫

まずは第一弾です。
それぞれ読み解きながら紹介させていただきます。





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