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連休明け、意識が戻ってきた
OFFスイッチは、簡単なのです。
仕事を終え会社を出て、家に着くまで1時間くらい掛かる、その間にわたしはカチッとOFFになります。
さっきまで気に病んでいた業務上の懸念も、新人教育も、ぱっきりすっきり、どうでもよくなります。
たまに、休みの日も仕事が気になって、自宅で資料をチェックしてしまった…みたいな話を聞きますが、ちょっと何言ってるかわかりません(富澤さん)。
職種に依るだろうことは想像できます。
お医者さんが、休診日だけど患者さんの容態が気になって…とか
教師が、休みの間も生徒の進路が心配で…とか
そういうことは、あるでしょう。
でも、わたしは一介の事務員です。
わたしがミスしようがポカしようが、人の命にも人生にも影響が及ばない仕事です。
休みはきっちり休めるように、重責を負わない代わりに薄給の一般職という仕事をわざわざ選んだのであり、しかも弊部署には総合職が在籍していて、中には管理職もいる。
休日のトラブル対応はどう考えても、彼らの仕事でしょう。
ということで、OFFスイッチは抵抗なくカチッと押せます。
でも問題は、ONスイッチ。
わたしのONスイッチは、旧式です。
鉄製で、長年潮風に吹かれているので、経年劣化してサビついています。
しかも手順が複雑で、順番を間違えると起動しません。
取扱説明書も、わら半紙に手書きなので、ところどころ消しゴムを掛け過ぎたせいで紙がザラついて読みにくくなっています。
グ・・グググゴゴ・・ゴゴゴ・・
とようやく起動を始めたのが、連休明け月曜日の夕方でした。
実際、月曜の午前中は、風邪を引いたわけでも痛みがあるわけでもないのに喉の調子がおかしく、声がうまく出ませんでした。
ガッサガサの声でたまに詰まりながらの引き継ぎは、新人さんにとってさぞ聞き取りにくかったことでしょう。
連休中、大きな声を出さずに過ごしたから、声帯に怠け癖がついていたのかもしれません。
火曜日・水曜日と低空飛行を続け、ようやく今朝、わたしは意識を取り戻しました。
もう明日で1週間の仕事終わりですが
というタイミングで。
ONのわたしと
OFFのわたし
同じようで全然違うわたしは、この世に2人存在します。
OFFのわたしから切り替えがうまく行っていないわたしは、OFF寄りのON、ニュートラルなわたし。
反応も鈍いし
意識もぼんやりとしていて
動作も緩慢。
当然瞬時の判断なんて出来ないので
処理能力も遅い。
ようやく意識レベルが回復してきたので、今日からはONの状態で過ごせそうです。
がんばるぞー。
(あと1日でまたOFFになるけど)