お尻が2つに割れていることを知られたくない
わたしは普段、裾がやや広がったスカート(いわゆるフレアスカート)か、ワンピースを好んで着用しています。
体にぴったり吸いつくようなスカート(いわゆるタイトスカート)は持っていません。
細身のズボン(スリムパンツ?)を一応、所持してはいるのですが、丈が腰ほどまであるチュニックか、ワンピースにしか合わせることはありません。
最近、ポワっとしたシルエットのズボン(ワイドパンツ?)を履いている方をお見掛けするにつけ、かわいいな、わたしも欲しいなと思うのですが、お手洗いで相当気を付けないと床に裾が付いてしまうのではないか、という懸念が消えず、手が出ません。
そして先日、腰回りはゆったりしたサイズで、且つ裾が窄まっている「もんぺパンツ」というものを見つけ、これだ!と思い購入しました。
何年振りでしょう。
ズボン(パンツ?)を買ったのは。
ズボンをほぼ持っていない
スリムパンツは腰が隠れる服と合わせる
ただし、もんぺパンツなら可
わたしの、ズボンに対する
このこだわりは、何だろう。
何なのだろうか。
…
と、突き詰めて考えてみたところ
わたしはもしかすると
自分にお尻が存在することを、
そしてお尻が2つに割れていることを
人に知られたくないのではないか。
ひいては、大便をすることを
知られたくないということなのではないか。
うんちなんてしないもん!と言っていた
昔のアイドルのような心境なのではないか。
ということに思い至りました。
そう仮説を立てて普段の自分の行動を思い返してみると、わたしは夫にさえ、いつ大便をしているのか勘付かれたくなく、家ではササっとこっそり済ませるか、夫の不在時を狙うかし、旅行の際は部屋に付いているトイレではなく、ロビーのトイレまでわざわざ足を運んだりしているのです。
飲み物を買いに行く、などの口実を設けてまで。
わたしにも、お尻があるよ。
2つに割れているし、もちろん大便もするよ。
そう公言できるようになったとき、わたしはまた1つ、生きるのが楽になるのかもしれません。
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