見出し画像

小心者、カット専門店に行く③

QBハウスの国会感に怖気づき、「QBプレミアム」のアプリをダウンロードしたはいいものの、今度は見もせぬオシャレ男子に怯えてホットペッパービューティーに戻ってきたわたし。

お洒落過ぎず、かといってダサ過ぎない絶妙なラインをクリアするカット専門店をネット予約しまして、ついに行ってまいりました。

前回・前々回はこちら↓

結論から申しますと、最高でした!

今までの美容院で、客という立場なのに何故かやたら気を遣って会話を合わせていた、あの謎の時間は何だったのか…

今回のスケジュールは以下の通りです。

10時からの予約で9:50に着いて、
予約時間まで待って席に通され
どういう雰囲気にしたいかを伝えたら
シャンプー無しで即カット開始。

ちょっとスプレーで髪を濡らして
後ろ髪を切って
前髪を切って
ここまで切ってみましたがどうでしょう?
と問われ頷き
ドライヤーで一旦髪を乾かし最終調整。

弱めの掃除機で毛くずを吸い取り
お会計。

終了!

全工程を経て10:18にお店を後にしました。

初めて降りる駅だったので、道に迷う可能性を鑑みてちょっと早く着きすぎたが故の待機時間を含んでも、締めて30分弱。

普通の美容院だと最低でも1時間は掛かるし、頑張って会話した結果わたしのワキは店を出る頃には汗でグッショリですが、今回はただオーダーを伝えただけなのでぜーんぜん、まーったく気を遣いませんでした。

なんて軽やかなのでしょう。

希望通りに阿佐ヶ谷姉妹のような見事なオカッパ頭になったわたしは、風薫る5月の爽やかな空気を存分に味わいながら、帰路に着いたのでした。

考えてみたら
男性の皆さんはこれ、そんなにビックリしないのではないでしょうか。
理容店、というものに行ったことはありませんが、想像するに割と近い感じなのでは。

余計な会話無し
余計なオススメ無し
余計な工程無し

ただ、髪の毛をオーダー通りカットするのみ。

洋服やカバンや靴は機能的でシンプルなものを好み、凝ったレースなど余計な装飾は苦手。
仕事は余計な手間を出来る限り省いて効率よくこなしたいし、人間関係すらもスッキリしたそれを望む。ウェットな関係からは逃げ出したくなってしまう。

わたしのような性格の持ち主に、カット専門店はピッタリでした。

多様性が叫ばれるようになって久しいですが、
女でも、おしゃべりもお姫様扱いも苦手で甘いものを好まないわたしみたいなのも、その端っこに加えていただける日が来たことを寿ぎたい。

常連となって「いつもの感じで」とオーダーする日も遠くない、予感がします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?