アホの効用
昨晩、夫と何かを話したのです。
けっこう盛り上がったので、明日の朝起きたらnoteに書こう、と思っていたのです。
でも、夜の間にへんな夢を見てモヤモヤした気持ちで起き、noteを開いて目に入った気になる記事を「後で読む」フォルダに入れたりしてたら、何を書こうとしていたのかすっかり忘れてしまいました。
なーに書こうと思ったんだっけ…と思ってしばし空を眺め、夫に聞いてみましたがあまり正確には覚えていない様子。
そりゃそうだ。
夫は「noteに書こう」なんて思っていなかったわけだし、なんか分かんないけど面白かった会話ほど何を話したのか忘れるというのは、よくある話。
noteのネタ、1個飛んだ。
わたしは、忘れっぽいのです。
トラウマ級の出来事でない限り、大体忘れてしまいます。
元同級生に声をかけられ、会話し、名前を思い出せないまま別れたこと多数。
すまんこってす。
とかく、経験したことや読み書きしたもの、聞いた話や自分が話した内容を忘れてしまうことは、ネガティブな感じで捉えられがちです。
忘れちゃったの?!とか
記憶力、悪すぎじゃない?とか。
ただ、わたしは「忘却力が高い」と言い換えたい。
忘却力が高くてよかった!と思うことが多々あるからです。
例えば、「あの人にあんなことを言われた」とか「あの上司は以前こう言っていた」みたいなことをよく覚えていて、そのイメージに囚われて怨念が忘れられず、いつも苦しそうな人がいます。
わたしは、「あの時のこと、ごめんね」的なことを言われても、大体は「そんなこと、あったっけ?」となります。
(気遣いではなく、マジで忘れている)
またある人は「あの作家の作品は似ているものが多いから、展開が読めてしまって面白くない」と仰っていました。
わたしは、過去に読んだ小説や映画を忘れてもう1回読んだり観たりしてしまうことが結構な頻度でありますが、都度、新鮮な気持ちで楽しむことができます。
…
アホそう。
わたしのエピソード、アホそう。
でも、結果的に気分が落ち込まず、ともすると上がっているのはアホなわたしではないでしょうか。
アホは強いのです。
アホに勝る幸いはない。
今回も、優れた忘却力のお蔭様でnoteのネタが1個飛びましたが、思い出そうとして色々考えていたら別のネタを3個思いついたので、結果的にはよかったのです。
サンキュー、シナプス。
明確に内容を覚えておくことは出来ませんが、今まで触れたものはわたしの中に沁み込んでいるんだなと感じる瞬間です。