最近の若い奴は…におばちゃんが抵抗を試みる
最近の若い奴は…
という言葉、自分が若いときよく言われたなという記憶があります。
その後に続く言葉は大体、悪口でした。
根性が無いとか
挨拶が出来ないとか
敬語がなってないとか。
今のお若い方々に向けた「最近の若い奴は…」も時々、聞こえてきます。
でも、わたしは基本的に「生きてるだけで100点満点」だと思っているので、悪口はどんどん否定していこうと思います。
1)すぐ弱音を吐く
自分の弱さを認められるってすごいことです。
そうでないと、人に優しくすることも、人の悲しみに寄り添うことも出来ません。
わたしの周りのお若い方は、心根が優しい人が多いようにお見受けします。何故なのでしょう。中年世代のわたしは、幾多の若者に親切にしていただいて本当に助かっております。
いつもありがとう。
2)競争心が無い
他者をリスペクトできるというのは素晴らしいことです。
無理に張り合おうとするのではなくて、あなたも素敵、わたしも素敵と思えるのなら、それが一番でしょう。
スポーツでも勉強でも仕事でも、ギスギスと競争するより共に認めるべきところを認め合い、補い合って共に進んだ方が、相乗効果を産む場合が多いように思います。
3)すぐ辞めてしまう
売り手市場で社会に出られるのは、氷河期世代のわたしから見ると少し羨ましい部分もあります。
でも会社に縋る必要が無い分、組織のダメなところや直すべき部分を冷静に見定める余裕が生まれるのは確実に利点です。
令和の若者に見限られる企業は、いつしか廃れることになるでしょう。
若者のせいにするのではなく、企業側がどんどん変わっていかなければという危機感を持つべきだと思います。
そういう意味でも、アカンわこの会社と思ったら我慢せず、どんどん辞めたらいいと思います。次がある強みを存分に活かしてください。
***
そもそも、我々世代が言われていた諸々も、根性があり過ぎると無理をしてしまって最終的に体調を崩す可能性が高いから程よく力を抜いたほうがいい場合もあるし、挨拶や敬語についても、その指摘がどこまで正しいのか眉唾ものです。
結構、年配の方々も間違っているものです。
「自分のことは”小職”と表現すべきだ」
「”お休みをいただいております”と言うべきだ」
「”とんでもございません”だろう」
とか。
正しい言葉を使っているのに「あいつは敬語がなってない」と判断されてしまう場合も往々にしてある、ということです。
また、「最近の若い奴」と言っている中年以上の人々と若者とでは、生きてきた時代が違います。土壌も前提も環境も異なる人に「間違っている」と断定される筋合いはないはずです。
もしそんなことを言われたら、まずは持ち帰って検討して、本当にその人が言っていることを受け入れて反省すべきなのかどうかを、自分の頭でよく考えてみるといいと思います。
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