車内の口臭にお気を付けください
マスク無しの社会に戻りつつあります。
寿ぐべきことでしょう。
自由を愛するわたしとしては、してもしなくてもいいよ、という状況が最も望ましい
…はずでした。
でもね
忘れてたけど
思い出したけど
マスク無しの混雑した電車内は
みんなの口臭でいっぱいなのです!
別に、昨日ニンニクをたんまり食べなくても
お酒に呑まれて呑んでなくても
タバコを吸った直後でなくても
誰でもきっと、わたしも発しているもの
みんなが等しく持っているもの
1つとして同じものはないもの
元々特別なオンリーワン
それが、口臭。
互いにマスクをすることで
それがブロックされていたのに。
そうだった
マスク無しだと口臭が届くんだった
という、3年ぶりの発見。
…
ありますよね、こういうこと。
しばらく違うクラスだったから忘れてたけど、久しぶりに同じクラス、しかも隣の席になったらこいつ、そうだ、こういう嫌な部分があったんだった!って思い出すやつ。
映画でいうと「ブルックリン」。
主人公が地元に帰ってきて「ああ、そうだ、ここはそういうところだった」って思い出すシーン。
わたしは「誰かと一緒にい過ぎると嫌なところが見え過ぎて大体きらいになってしまうので、他者とは適切な距離を取ったほうがお互いの為」論者です。
「みんな仲良く」なんて、幻想です。
合わないな、一緒にいて嫌な気持ちになるなと思う人とはさっさと距離をとったほうがいい。
適切な距離を保っていれば、無理なくお互いを尊重することができます。
そんなことを以前、noteにも綴りました。
何年か前、そのことを実感する出来事がありました。
同じ部署に、ミスを多発するくせに全然悪びれず改善の為の努力もせず、また同じミスを繰り返して周りがその尻拭いをする羽目になる…という困った同僚がいました。
他部署の人に愚痴ると
「え?あの子明るくていい子じゃん」
とか言われたりして、他人事だと思って…実際に後処理するのはこっちやねんぞ、と思っていました。
でも
わたしはその数年後、部署異動しました。
他部署からその子を眺めてみると、あらほんと「明るくていい子」なのです。
隣にいるから、ミスを連発するダメな部分にばかり目が行っていたけれど、よくよく思い出してみれば、不機嫌丸出しにしてイライラしている姿なんて見たことないし、お茶だしや受付など、前に出る仕事を率先してやってくれていた。
いいところ、あった。
目を向けていないだけだった。
でもたぶん、それを認識できた今でさえ、近づき過ぎるとまたダメな部分ばかりに目が行くようになるのでしょう。
人にはそれぞれ、適切な距離というものがあるのです。
…
さて、口臭問題、どうしよう。