梅シロップ漬かりました
煮込み料理とお漬物が好きです。
何故かというと「放っておく」だけで美味しくなるからです。
煮込み料理やお漬物を美味しく仕上げるコツは、様子を見過ぎたり頻繁に蓋を開けたりかき混ぜたりせず、気長に待つこと(自論)。
何かと手を掛けたくなる過干渉タイプには向いておらず、基本的に本人の自主性に任せるようにしている人に向いている気がします。
わたしは、待つことは得意。
自由に発酵し、気ままに味を沁みさせたらいいじゃないか。
君たちの成りたいものに成れ!という気持ちで漬物を仕込んだり、肉を煮込んだりしています(擬人化)。
市販の梅ジュースって、甘くて変な味がするイメージがあって、あまり好きではなかったのです。梅ガムも梅ジャムも苦手だし。
大人になってから「酔わないウメッシュ」を飲んで、美味しい梅ジュースもあることを認識しましたが、それからもスーパーに梅が並ぶ季節を、ふーんくらいの感じでずっと通り過ぎ続けてきました。
自家製梅シロップ、というものの存在を知ったのは、夫の実家に行ったときでした。
お母さんが仕込んだ梅シロップを「試しに飲んでみる?」と聞かれ疑心暗鬼で口にしてみたところ、ビックリするほど美味しかったのです。
予想を凌駕するフレッシュさと芳醇な香りと旨み。
なんじゃこりゃあ!と衝撃を受けたわたしは、お母さんにレシピを聞いて翌年から作り始めるという、なんか嫁っぽい動きをしました。
(まあ一応、嫁っちゃ嫁なんだけど)
梅シロップは、保存瓶さえ用意すればあとは特別なものは何も要らないし、大して手間も掛からない、けど「丁寧な暮らし」してるっぽくなれるお手軽ドリンクです。
1)5~6月初旬頃、青梅1㎏と
氷砂糖1㎏をそれぞれ入手
2)瓶の内部を消毒
→アルコールスプレーをシュッシュする
→拭いたあと、放置して乾燥させる
3)梅を洗い、清潔な布巾で拭く
→放置して乾燥させる
4)梅のヘタを竹串(か楊枝)で取る
→楽しい!
5)氷砂糖と青梅を交互に瓶に入れ、
最後は氷砂糖を多めに乗せる
6)お好みで、ひと回し(50mlくらい)
お酢をかける
終了。
あとは、冷暗所(野菜室でも可)に置いて
1日1回上下を返します。
徐々に梅から汁が漏れ出てきて(言い方)、6月中には完成し、夏いっぱい楽しめます。
ちなみに今年の梅シロップは5/30に仕込みました。
なぜかというと、さんしさんの5/31の記事に「昨日仕込みました」とコメントを残しているからです。
(確認に人様のnoteを使うな)
ここ数日暑くなったので、出来上がった梅シロップをミネラルウォーターとか炭酸水とかで割ってよく飲んでいます。
まじうまいですよ。
これと、
カルピスと、
赤城しぐれ(白)があれば、
夏なんて怖くない。
…
いや、嘘ついた。
夏は怖い。
セミも怖い。
日本の亜熱帯化が恐ろしくてしょうがない。
でも、がんばれる原動力にはなります。
3年くらい梅シロップを仕込んで味わって助けられて、調子に乗ったわたしは実は、今年から梅干し作りに挑戦しておりますが…
それはまた、別の話。