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エセ社交的な人って、すぐ分かる(仲間だから)
ほんと、社交的だよね。
友だち多そう。
緊張とかしないの?
堂々としてて羨ましい。
人見知り?いやいやいや!
それ、人見知りって言わないから笑
わたしが今までに受け取ってきた言葉の数々です。
本当は酷く小心者で
友だち少なくて
内向的なのに。
…
そうです。
わたしが、エセ社交的なおばさんです。
(だっふんだ)
わたしは、自分が緊張しいで内気なことを、隠すのが得意なだけ。
余裕綽々でその場を楽しんでいるように見せかけつつ、頭の中では帰りたい帰りたい帰りたい…と念仏のように唱えている人間なのです。
例えば、アジア人は外見が似ているけれども、なんとなく「この人は日本で生まれ育った人かな?」という勘って大抵当たる、気がします。
あれって、ただ見た目で判断しているのではなくて、身に纏った空気感とか雰囲気とか、服装の色味とか柄とか、表情とか目の動きとか、その辺りを総合的に感じ取って結論づけているように思うのです。
だから肌や目や髪色などがTHE日本人ではなくても、そこはかとなく「日本人感」が滲み出ている人って、いますよね。
あ、同胞みっけ、という気持ちになります。
わたしはその人が
本当に社交的なのか
エセなのかを
見分ける力を持っています。
何故って
エセ社交的人間は
わたしの仲間だから。
本当に社交的な人は、相手と目を合わせることを恐れません。
こちらが顔を伏せていると、果敢にも覗き込んできたりします。
怖いですね!
エセとは、基本的に目線が合いません。
和気あいあいとしているように見えても、よく観察すると視線をふわふわと漂わせてこちらと目が合うのを巧みに避けます。
まるで、メデューサと会話しているかのよう。
そして、もう一段エセ街道を極めた御人なら「目を合わせることを恐れない(ように見せる)」という演技を会得しています。
でもよーく見ると笑顔が固まって表情筋に負荷が掛かっており、且つ無理にテンションを上げているのがジワジワと伝わってくるので、そういう人と一緒にいると、やけに疲れます。
もしかして、人付き合い苦手ですか?
実はわたしもなんです…
というエセ社交的人間カミングアウトをすると「そうなんです!よくわかりましたね!人見知りって、いつも全然分かって貰えないんです泣」と感動されます。
そしてわたしたちはお互いを深く理解し合い、無二の友に…
なるかと思えば、そこはお互い人見知りなので、その会が終わったらさっさと家に帰ってひとりになってようやく、安堵するのです。
どこまでも混じり合わないわたしたちです。
でも、彼らは確かに、わたしの仲間です。