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M-1の流れは絶えずして
いやーとんでもないもの見た。
※あとから配信で見る人もいるらしいと聞いたので念の為、決勝のネタバレは基本的に無しで感想を書こうと思います。ポンピーン。
M-1グランプリ決勝って、ネタとネタの間の引き伸ばしが冗長に感じられるイメージがあったので、年賀状でも書きながらのんびり見ようかなと思っていたのです。
実際、例年ですと
3時間、長いなー
このコンビ、あんまり面白くないなー
とか思いながら
ちょっとダラダラ見ていたはず。
それなのに今回は勝者が決まった瞬間
え?もう終わり?
待って、もう22時?
過ぎてる?え?
と我が目を疑いました。
だって、今回の決勝放送時間=3時間40分って、ロード・オブ・ザ・リング見終わったあと地上波ドラマ1本見られるくらいの長尺ですよ。
結構壮大な物語を紡げちゃいますよ。
それが、瞬く間に過ぎてしまった。
これは…
いいもん見られて得だったのか
時間泥棒に遭って損だったのか?
終わったあとも興奮冷めやらず、放送中はずっとテレビ画面にかじり付きだった為に全然手をつける暇のなかった年賀状(30枚)を書きながら、あれが面白かった、これが凄かったと喋っていたら、月曜から寝不足になりました。
ちなみに、決勝の前に行われた敗者復活戦もリアルタイムで見ました。
だって、推しのオズワルドが出ていたし。
オズワルドは相変わらずのジワジワ系で、4分間の爆発が求められるM-1では勝てないかもしれないけれど(ナイツみたいに)、わたしはあの世界観が好きです。
「お前の友だち1人くれ」ネタがなかんずく好きです。
個人的に、敗者復活戦の中ではロングコートダディのネタが実に秀逸で、4分間という短い間でまさかの伏線回収も行い、且つ笑いの数も量も多かったと思うので、結果について5回は文句を言いました。
けれども、決勝戦のファイナリストはあの3組しか有り得なかったかもしれない、とも思います。
落ち着きが、とんでもなかった。
「この舞台で緊張しないコンビなんていないでしょ!」と出場者のどなたかが仰っていましたが、本当にそうだろうかと思いました。
巷で行われる教育実習ですら、授業中に生徒から目を逸らしてしまう人は多いのに、彼らはあの大舞台で、観客の1人1人と目を合わせて語り掛けるように漫才をしていました。
場数?
若さ?
性格?
何?なんなの?
人を傷付けない笑いなんて
コンプライアンスなんて
多様性なんて
きっと心の中で面倒な時代になったなと思っていたのであろう人たちが、ウエストランドを前回王者に押し上げたのでしょう。
でも今回のファイナリストたちは見事に、悪口や嘲り一切無しで突き抜けた漫才を見せてくれたなと思います。
わたしは恐らく賛否両論の「見せ算」ネタも結構好きだったので、今日のnoteは数字多めで書いてみました。
すごいですね。
時代は、変わるのですね。