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同僚だからいいけど、パートナーは無理だなと思った話
仕事中、ふと気になって
「あの件のことなんだけど…」
と問いかけようとしたとき
わたしの言葉を途中で遮って
「その件は○○さんに確認中です!」
などと忙しげに返してくる同僚がいます。
(文字だと表現が難しいのですが、語調に不機嫌っぽさは含まれていません)
確認を進めてくれているのならそれでいいので
「そう、わかった。ありがとう。」
と返事をするのですが、もしわたしだったら、途中で相手の言いたいことが分かったとしても、よほど1分1秒を争うような案件を抱えていない限り最後までその人の話を聞くな、と内心、毎回思っています。
同僚は、仕事の話に限らず雑談の際もそういうことをするし、わたしにだけではなく、先輩や上司にも同じような対応をしているようです。
それはわたしから見ると少々失礼なことのように思えるのですが、上司から注意を受けているわけでもなさそうなので、上司がいいと思っているならいいか、と思ってほったらかしにしています。
同僚に悪気はないらしく、どうやら純粋に
「双方の無駄な時間を減らした方がよいだろう」
という気持ちで行動しているようです。
一方わたしは、相手への敬意を大事にしようという思いで最後まで遮らずに話を聞くようにしています。
どちらも正解で、どちらも不正解なのかもしれません。
どんどん話を進めていきたい人から見たら同僚が正解だし、お互いを尊重することを大事にしたい人から見たらわたしが正解。
わたしみたいなのは、スピード勝負の現場だと「愚鈍=無能」と判断されることもあるので、そういう場所では同僚のような人の方が重宝されるのだろうと思います。
この同僚のことは、嫌いではありません。
同僚の信じる気遣いがわたしとは異なるというだけで「相手の為になれば」という思いで仕事をしていることは伝わってくるからです。
好きでもないし嫌いでもない。
仕事相手としては最適です。好きすぎると適切な指摘がしにくくなるだろうし、嫌いだとそもそも一緒にいるのが辛いので。
でも。
例えばこの同僚と一緒に暮らすことを考えると、無理だなと思うのです。
(※一旦、同僚の気持ちは度外視しています。)
パートナーでも友だちでも、長く時間を過ごすなら、会話していて、もしくは黙っていて、心地よく、余計なノイズや引っ掛かりが生じない状態でいたい。
でもそれって外でおすまししてお食事するだけでは判別しにくいだろうし、履歴書にも経歴書にも書けない。どんな人が最適かなんて、人それぞれ、としか言えません。
相性って、難しいですね。
ただ恐らく、この同僚もわたしを「同僚だからいいけど、パートナーは無理だな」と認識しているのでしょうから、これもある意味win-winの1つの形だと思うのです。