藤原良太

藤原良太

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私の研究テーマ

サラマンカ宣言や障害のある人の権利に関する条約といった国際的な要請に応じ、インクルーシブな社会のプラットホームとして学校や教育システムを再構築する社会構想を行う。 キーワードは指導教授に倣い、知的障害、関係、支援、社会モデル、に加え教育、学校。 障害のある、なしに関わらず共有可能なメンバーシップやアイデンティティ形成の過程を辿る。 そのために学校や行政から行為を引き出してきた市民の実践、戦術を取り上げる。 そこでどんな行為者が、どんな役割を担ってきたのかを整理し、責任や役

    • 「障害(児・者)福祉」と「子ども家庭福祉」(2)

      ではどんな制度や仕組みが考えられるか。 思考実験的に障害(児・者)福祉と近似した制度を想定してみよう。 障害(児・者)福祉のように区分を細分化する必要はない。 また既存の法制度を必ずしも自明視しないのであれば、福祉を「高齢」「障害」、、、と分ける必要もなく、基本的には必要な人に必要なものを供給する仕組みとして構想することも可能なはずだ。(ではなぜそうなっていないのか。) では「子ども家庭福祉」の制度も必要な状況に必要な支援(者)を供給する仕組みとして想定する。 まず必要の把

      • 「障害(児・者)福祉」と「子ども家庭福祉」

        こどもの権利を具体化するのは誰?どんな仕組みなのだろう?と考える。 障害(児・者)福祉では、「者」(成人)の方は未だに完成されたものではないが、当事者たち自身の運動によって勝ち取られ、介助を供給する仕組みが制度化されていった。それに比べ「児」の方は不十分ではあるが部分的には介助を供給する仕組みも無くはない。 「障害者」とされる人の生存、人の手を借りながら「障害者」ではない人と比べ「できない」ことがそこそこ少なくなるような暮らし方を支えるのに家族では限界があり、入所施設では

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