見出し画像

2022年度危機管理ユーザー情報共有会を開催しました!

こんにちは、デジサス編集部の鶴田です。
先日、『危機管理ユーザー情報共有会』を開催しました。


開催の背景

多くの企業で災害時の対応や事業継続対応を強化している中、BCPの策定や訓練を実施する担当者は、総務部などを中心に少人数の場合が多く、手探りで業務を進めているというケースが多くあります。また、災害という予測困難な事態に対応するという性質上、担当者は「どこまで準備が必要なのかわからない」「自社の計画に不備はないか」といった不安を抱えていることも少なくありません。

災害時の危機管理は共通の課題のため、企業の垣根を越えて情報を共有することは効果的であり、その機会を設けてほしい要望が多くあったため、「危機管理ユーザー情報共有会」を開催することにいたしました。

危機管理ユーザー情報共有会の概要

参加企業30社様(アサヒグループジャパン株式会社、エーザイ株式会社、花王株式会社、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、株式会社丹青社、株式会社ニトリホールディングス、公益財団法人日本財団、本田技研工業株式会社、三菱ケミカルグループ株式会社、株式会社明電舎、矢崎総業株式会社、ヤマハ株式会社、等)の間で災害時対応に関する知見の共有を行い、さらに普段から企業同士のヨコのつながりを構築しておくことで、災害などの危機が発生した際に企業同士が助け合える仕組みづくりを目指し開催しました。2022年度は、8月~12月にかけて参加企業を複数のグループに分け、各グループ計3回程度のリモート・対面による情報交換会を実施。その後、各企業の担当者による自社事例の発表を実施し、各企業で行っている危機管理の事例や対策を全体で共有しました。

主な目的

危機管理ユーザー情報共有会は、下記3つを目的として開催しました。
①   つながる:業種・業態・地域・利害を超えて、危機管理に関するお困り
       ごとやお悩みごとを気軽に相談できる関係を築く
②   共有  :危機管理に関する考えやアイデアを共有することで危機管理
       対応向上をめざす
③   貢献  :皆様と一緒に「危機対応」のあり方を進化させ続け、危機に
       強い社会にする

話し合われたテーマ(一例)

危機管理ユーザー情報共有会の中で話し合われたテーマを一部ご紹介します。
 ・南海トラフ・首都直下地震想定の訓練について
 ・社員への防災教育について
 ・安否確認システムの運用要件
 ・災害対応マニュアル/事業継続計画の内容について
 ・防災備蓄品の考え方
 ・帰宅困難者受け入れについて

各グループの話し合いは、9月~11月に月1回頻度で開始しました。1回の開催につき1~2時間程度行われ、様々なテーマで話し合いが行われました。
11月に中間イベントとして「模擬災害体験演習(モックディザスター)」を開催し、12月の発表会では各企業の担当者様による自社事例の発表を実施し、全体で情報を共有しました。


模擬災害体験演習(モックディザスター)の様子
詳しくはコチラ


参加いただいた企業様からは、
「他社とのつながりができ参加してよかった。」
「他社でも同じ悩みをもっていることがわかり少し安心しました。」
「他社の取り組みで参考になるものがあり、すぐにでも真似してみようと思います。」等、
非常に好意的な意見を多くいただきました。ただ、会の進行方法についての改善要望もあり、来年度実施する際はより良い会にしたいと考えています。
 

今後は、「危機管理ユーザー情報共有会」の参加企業を増やしていき、オンラインでも情報交換をできるコミュニティサイトの運営を計画しております。企業間のつながりをさらに広げ、危機に強い企業を作り、社会に貢献していきたいと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?