【ADHD】インチュニブの服薬レポートを見る

先延ばし癖とどう向き合うかについては私の困りごとであり続けています。昨日たまたまX(Twitter)で目にした以下のサイトでは素晴らしい言語感覚で主観的にその問題の原因と対策がADHDの薬の服薬レポートという形で記載されていました。
私はADHDでは無いとは思うのですが、このサイトの筆者と問題は同じであって中でもその意思決定に対する腰の重さには激しく共感してしまいました。

「やりたいこと・やらなければならないことがたくさんある状況で、あれもこれもと焦って目の前のことに集中できない」

https://isomocha.hatenablog.com/entry/2023/11/04/210000

このサイトの筆者はこの問題で悩んでいたようでした。
それは本当にそう。私の感覚では、作業Aと作業Bと二つの作業があるとき無理なのに同時進行しようとする、片方の作業中にもう片方の作業のことを無意識に考えているという感じです。
また、未来の可能性をそのまま保存しておきたいという心理が私にはあるようで、実行しないことでそれを担保しているという感覚もあります。

私の脳内を図示したもの

このサイトではインチュニブという薬を服用して、それがどう変化したのかが記載されています。

毎日の生活の中で、「やりたいこと・やらなければならないこと」は膨大にある。具体的には、「薬の効果についてのブログ記事を書く」や「スーツをクリーニングに持っていく」「晩ごはんを食べる」などのすぐ行動に移せそうなレベルのタスクから、「プログラミングのスキルを向上したい」のように、ちょっと漠然とした目標まで、さまざまだ。これらは私の意識から無意識へと送られ、無意識の中でうまく管理されているようだ。そして、ふとした拍子に「晩ごはんを食べに行こうかな、ついでに、スーツをクリーニングに持って行こう」と思いつく。そこには、行けそうな気分とやるぞという気持ちも連動し、体がスイスイと動いて、クリーニング屋に到着している。そして、タスクを実行している間、他の「いまやってないこと」はほとんど意識には上がらない。もし上がったとしても、「まあ、そのうちやるさ〜」と思えるし、すぐに意識から消えて、目の前のことに集中できる。

https://isomocha.hatenablog.com/entry/2023/11/04/210000

無意識の領域から指令が送られてくるようになり、それ以外の選択肢は除外され結果その指令に従いやすくなるというのが結論でした。
計画を立て、その通りに行動するという一般的な解決策にたどり着かないというのは興味深いですね。
むしろ突然のひらめきがわいてきて、それに集中しやすくなるという結果はADHDの意思決定における注意散漫さというデメリットが現れなくなったからだとも言えます。
この記事は一般的な解決策に頼るということだけでなく、実感を基に自分の特性を考えてみるきっかけが書いてあり、勉強になりました。

脳って不思議。さようなら。


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