#68 2022年。家族との距離を探る年
久しぶりにnoteを書いてみようかなと思った
2022年1月3日。
去年もやっぱり気がつくと師走で。
2021年は一体何をして来たのかあまり記憶になかったりする。
子供にはあまり手がかからない我が家なので、仕事などに没頭できて誠にありがたい。
では何に手がかかるのか。
実家である。
かなり年老いた母。
堅物ながらも自由な父。
女優メンタルな姉。
嫁いだ家から車でせいぜい5、6分という
県跨ぎ、または国跨ぎで嫁いでいらっしゃる皆様には
なんと羨ましいと思われそうなスープの冷めない距離。
しかしながら、私にはこの距離が苦痛だ。
だから滅多に実家には行かない。
むしろ避けている。
だが、去年ある事件があり、
それからは頻繁に実家に行かなければ行けなくなった。
家族との距離は難しい。
特に血の繋がりがあると尚更遠慮がないからだ。
旦那の家族ははっきり言って他人の集団。
だから仕事と同じで切り替えることができる。
ムカつくことや理不尽な事があっても、そういうものだからと割り切って対応すればそれなりに上手くやって行ける。そうやって20年近く同居生活を送っている。
ただし、実家とは難しいもので
「血」
と言うだけでその切り替えが出来なくなるのだ。
同じ親から生まれた姉妹であっても考え方や対応力、善悪の判別など、全てが違う。
信じているものも。
価値観も
大切にしている信念も
過去現在未来までも
同じように育ったように見えて全く違う。
嫁に行って家から出た私にはわかるはずもない家庭のイザコザがあったり
年老いていく両親のケア
それを背負う姉の立場や気持ち
分かってあげたくても私にも生活があったり仕事があったり子育てがあったりでなかなか寄り添えない。
そこから溝は深まっていってしまう。
自分の価値観を押し付けるのは良くないと思いながらも
つい白熱してアレコレ気持ちを押し付けてしまうことも
血のなせる所業だ。
見守りながらも寄り添えるようになればいいと頭では分かっているのだが
心がついて行かない。だからもっと足が遠のく。
たった5分の距離。
心の距離はいかほどだろうか。
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