見出し画像

レチノール、アダパレンどう違う?どっちを使う?


こんにちは!クレオパトラ子です🌹

この記事を読んでくださっている方はきっと、
スキンケアにも熱心に取り組んでいらっしゃるでしょうから、

アダパレン
トレチノイン
レチノール 


既に使用している方、興味を持っている方も
多いのではないでしょうか☺️


私は、
アダパレンとレチノールを使用した経験があります。

どちらもお肌のターンオーバーを促してくれる
というイメージはあったものの、

「どんな違いがあるんだろう🤔」
「どれを使えばいいの🤔」

と疑問に思ったので調べてみました!
(時々、調べ癖を発揮します😂)





●共通点は、レチノイド作用

アダパレン、トレチノイン、レチノールの共通点は、
レチノイド作用を持つということです。


・レチノイド作用とは

まず、レチノイドとは
ビタミンA 及び ビタミンA誘導体のことです。

レチノール→レチナール→レチノイン酸と変換され、

皮膚に分布するレチノイン酸受容体に作用する
ことで効果を発揮します👏🏼


・レチノイド作用の効果

・表皮を厚くする
 →肌のハリUP✨

・肌のターンオーバーを促す
 →コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の
  生成を促して肌の弾力性UP✨
 →毛穴が詰まりにくくなることでニキビを予防✨

・皮脂分泌を抑制する(皮脂腺にも受容体がある)
 →テカリの予防✨

・紫外線ダメージを受けた肌を整える


以上のように、魅力的な効果がたくさん!☺️




●相違点は、作用機序

それでは、
アダパレン、トレチノイン、レチノールは
どう違うのでしょうか?

・トレチノインとは

医薬品のため、
医薬部外品や化粧品には配合できない成分です。
日本では、保険適用外のお薬です。
トレチノイン=レチノイン酸として変換なしで
作用するため、しっかりとした効果を発揮します。
その半面、赤みや皮むけなどの副作用も生じやすいという特徴があります。


・レチノールとは

医薬部外品や化粧品に配合される成分です。
トレチノインと比べると効果はマイルドですが、
副作用も認めにくいので
日常使いしやすいのが利点です。

遮光・エアレス容器での保存が大事なので、
レチノール配合化粧品を選ぶ際の参考にしてください。

・アダパレンとは

医薬品で、皮膚科などで
「ディフェリンゲル」として処方されます。

厳密にはレチノイド(ビタミンA誘導体)ではなく、
ナフトエ酸誘導体なのですが、
レチノイン酸受容体に作用することで、
レチノイド様の効果を発揮します。

レチノイン酸と作用機序が違う点として、
アダパレンは、顆粒層からのターンオーバーを
抑制することで、角質層を薄くします。

その結果、毛穴詰まりの解消、ニキビ改善、
ニキビ予防の効果が期待できるのです!

また、レチノイン酸同様に角質剥離作用も
認められています。



●レチノイン酸とアダパレンの使い分け

・併用していいの?

ここまで整理してみて、

・・・・あれ?
レチノイン酸は肌の厚みを増して
アダパレンは肌を薄くする
ということは、併用しない方がいい??

と疑問に思いました🤔

皮膚科医の先生によると、
併用すると刺激リスクが高まるとのこと。
自分の肌に必要な方を選ぶのが良さそうです。


・選び方は?

以上を踏まえると、

肌にハリがほしい、シワが気になる方は、
レチノールから始めてみて、必要に応じてトレチノインを検討してみると良さそうです。

ターンオーバーの乱れによるニキビや面皰がある方は、アダパレンを試してみるのが良いかもしれません。

⚠️注意⚠️
ニキビの原因は様々です。
アダパレンを検討している方は皮膚科医に相談しましょう。

・どちらも使用した感想

🧚🏼‍♀️私の使用歴🧚🏼‍♀️
アダパレン→レチノール化粧品→アダパレン


アダパレンは、
連続使用すると頬の赤みや皮むけが生じました。

ニキビが落ち着いたことと、副作用が生じることから、レチノール化粧品に変更。

肌に乗せたときのピリピリ感はあるものの、副作用は気にならず。1年半ほど継続使用していました。

その後、口周りの面皰が気になり、
レチノールを中止してアダパレンを再開。

レチノールのおかげで肌にビタミンAが蓄えられていたのか、副作用は軽い赤みのみ。
 ※いわゆるA反応とは、
  ビタミンAが不足している肌が急にビタミンAで
  満たされ、新陳代謝が促進されたときに起こる
  反応のことです。


私の場合、
アダパレンの方がターンオーバーの効果を感じやすく即効性もありました。

ただ、
レチノールもなだらかに変化を生じていたようで、
後になってから、肌のハリやニキビ痕の治りの早さ(ターンオーバー)を実感しました。

肌トラブルが落ち着けば、
またレチノールに戻そうかなと考えています🐥


最後まで読んで下さり、ありがとうございました✨

わたし自身が疑問に思ったことを調べ、
残しておくために整理したものです。
皆さまにも共有できたら嬉しいです☺️

イイネ❤️コメント✏️シェア♻️
いただけると励みになります!


●参考文献

医療法人社団南越谷病院(2021), ビタミンA豆知識② ビタミンA誘導体、ビタミンAの種類と作用, 医療法人社団南越谷病院, (2023年9月21日取得, https://nankoshi-hosp.com/topics/column/ビタミンa豆知識①-ビタミンa誘導体、ビタミンa/).

木元貴祥(2020), ディフェリンゲル(アダパレン)の作用機序と副作用【尋常性ざ瘡(ニキビ)】, 新薬情報オンライン, (2023年9月21日取得, https://passmed.co.jp/di/archives/5076).

YUKI皮フ科形成外科(2023), レチノールとは?トレチノインとは?, YUKI皮フ科形成外科, (2023年9月21日取得, https://www.yuki-hifuka.com/retinol_tretinoin).

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?