悪くないね、が好きになった。
最近、「悪くないね」が心地いい。
以前は「良くないってことか・・・」と、ダメなところ探しを始めていたけれど、そういえばいつの頃からか、気持ちを軽くしてくれる言葉になった。
ずっと勘違いしてた。
「悪い」の部分を受け取って「=良くない」だと思っていた。それ、違うね。なかなかのアホでした。でも勘違いしてたんだからしょうがない。
悪くない、だ。悪く「ない」って言ってるんだ。「悪い」を「打ち消してる」のか。なんでこんなことが分からなかったんだろう。
真っ向からの「良いね」も、もちろんうれしい。でも、そのなんとも言えない、ちょっと含みを感じる「悪くないね」が、なんだか心地よくなった。
その人との関係性だったり、そのモノやコトにかけた時間だったり、今のその場の空気だったり、
鼓動が一音だけ強く鳴るような、ちょっと苦いような、甘いような、酸っぱいような、泣きたいような、笑顔を爆発させたいような、照れ笑いで閉じたいような、ありがとうと叫びたいような、
あっち側とこっち側・・・「悪くないね」をくれた側とそれを受けた側の間に、言葉にしない何かが含まれている。ような気がする。
だから。
そんな「悪くないね」って、なんかいいな。
じゃなくて、すごく好きだな。うん、悪くないね。
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