工房楔のペンを購入
革製品や木製品が割と好き。
革であれば鞄や靴、財布をいくつか持っている。
木は2、3年ほど前にマスターウォールのテーブルや椅子、AVボードなどを買って愛用中。ブラックウォールナットの質感素晴らしい。
そういえば最近、オイルメンテナンスを行った。
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ブラックウォールナットの経年変化は他の木材に比べてちょっと珍しいようで、大半の木材は濃くなったり暗くなっていったりする反面、こいつは明るくなっていく。最初は紫がかった焦げ茶色だったのが、赤みを帯びてくる。
購入してから2年ちょっと。オイルメンテナンスをすることで赤みを帯びた風合いが出るようになってきた。
写真のテーブル、ティッシュケースが同時期に買ったもの、コースターは1年後くらいにお店でなにかのきっかけでもらえたもの、その下はただの端材。1つだけ、右上にある長方形の箱はHacoaのアクセサリーケース。
こうしてみると経年変化の度合いが結構違うなーと感じる。
そんなわけで経年変化していく木材は割と好きなのだが、そうおいそれと買えるもんじゃなかった。家具は大きい。小物でもテッシュケースなんてそこそこ場所を取るし、そんな数があっても持て余すだけ。食器も考えたが、水に濡れたり汚れたりするので気を使うので敬遠。
まぁ手持ちの家具をきちんとメンテナンスしていい感じに育てていければと思っていたところで……知ってしまった。
木製文房具!
かさばらない! 場所を取らない! デスクワークで活用できる!
考えてみれば学生時代、グリップがゴム製のペンが好きになれず(ホコリがついたり、ベタついたりが気に入らなかった)、木製グリップのペンを愛用していたのを思い出すなどした。
というわけで俄然興味が湧いてきて調べ始めたらこれが色々あるもんだ。例えば大手メーカーなら、
などがある。もちろんもっとある。
しかし、文房具クラスタの情報を漁っていると、こうしたメーカー製品も使っている人はもちろん多いが、見聞きしたことがないペンを使っている人たちが多かった。
それが、野原工芸。
様々な銘木でボールペン、シャープペンを作っている老舗。多くの文房具好きな人たちが利用している。全種類眺めてみたが、ひと目見てマーブルウッドにやられた。木の模様にも色々あるようで、こいつは瘤のひとつで葡萄杢というらしい。
しかし残念ながら在庫切れ。なかなか希少な木材のようで、不定期に在庫追加されるらしい。チャンスを伺うしかない。
他にも色々な工房が木軸のペンを制作している。あちこちネットを徘徊して探した結果、
α7RIII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
工房楔(せつ)のボールペーンとシャープペンを購入した。
手前がシャープペンで花梨こぶ杢、奥がボールペンでウォールナットちぢみ杢。模様はもちろん、手触り、匂い、全て違う。想像以上のクオリティ。
α7RIII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
木目が美しいので写真を撮るのも楽しい。肉眼で見たときとはまた違った質感に写って面白い。特に花梨こぶ杢の模様は尋常じゃない貫禄を醸し出している。ウォールナットは馴染みのある質感と匂いで安心感があるものの、道具として手にとって使うのは初めて。
どちらも経年変化が楽しみ。
野原工芸のペンも注文済みだったりするので、届いたら並べて写真を撮るのが、それも今から楽しみだ。
そして野原工芸、工房楔以外にもいくつか気になるペンがある。クラフトエーとか工房AKIRAとか……遅かれ早かれ手にすることになるだろう。
色々な木の経年変化を置き場所に困ることなく楽しめる文房具という恐ろしい世界の扉を開けてしまった気がするが……まぁ素直に楽しんでいこうと思う。
(ヘッダ画像はM10-P + SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH.で撮影)
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