多数決は必ずしもいい方法ではない

前の投稿で多数決を少し否定しましたので。
少し私の考え方に触れようと思います。

日本という国はよく多数決を使います。
だからみなさん多数決に違和感があまりないことと思います。

私もその一人でした。
でも独立して社長になり、考えが一変しました。

最初は皆の意見を尊重しようと思い
多数決を使っていました。
まあ誰でも自分の意見を聞いてくれることに嫌な気持ちは持ちませんから。

ある時、今の焼き鳥屋のすぐ隣の店舗が空きました。
私はすぐに申し込みを入れました。確実に売れると思ったので。
そしていつものようにみんなで集まり、多数決を取りました。
私としては満場一致で手が上がるくらいに思いながら皆に聞くと

まさかの全員NO!!!

スタッフに意見を聞くと…

「すぐ隣だから売上を食い合うんじゃないか。」
「今人が足りないからやめた方がいいんじゃないか」

皆が悪いわけではありません。みんな真剣に考えた答えではあります。

しかし私は初めて多数決を無視して、トップダウンでオープンを決めました。

すると結果は成功(大成功ではないのはご愛嬌 笑笑)
毎月利益80万前後残すかわいいお店になりました。

もしあの時多数決で決めて出店をやめていたら…

それ以来多数決を取るのはやめました。

多数決の良し悪しは視点によって変わりますが
一番良いところは

数で決まるのでハッキリしていて
誰にでも分かりやすいことです

論点さえ明確であれば短時間で決めることが出来ます


悪いとこは

責任の所在が曖昧になるところ

大企業であれば意見をまとめる手段として使えそうですが
中小企業となると話が変わります。

やはり私は責任を持つ人が責任を持って物事を決めるべきだと思います。
今の政治にも言えることですが、責任を取りたくないから多数決で決めて
結果が悪くても誰も知らんぷり。

国も会社もトップが責任を持って物事を決めることで
よくなっていくような気がします。 



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