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フジテレビ事案のリアルな再発防止策3選

こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。

フジテレビ問題、元フジテレビアナの長谷川さんも参加してきて大変なことになっていますね。

1月27日に開かれた同社の10時間超の記者会見、毎日新聞の記事によると歴代2位だったそうですね
ちなみに1位はウクライナのゼレンスキーさんが2019年に14時間という記録があるそうです。なが~~い

フジテレビの問題は第三者委員会の調査が行われるということですが、どんな新事実が出てくるのか?また、どんな再発防止策が実施されるのかみなさん気になるところですよね?

私は仕事で勉強したりリアルに再発防止策作成に関わったりしたこともあります。

正直、再発防止は会社の方針や姿勢も大事ですが、現場でのリアルな防止策が一番大事です。

今日は他でも応用できる再発再発防止のポイントをお伝えします。


先ずは原因の特定から

さっそく再発防止策の作成方法じゃないの?
って声も聞こえてきそうですが先ずは原因の特定、
ちょー大事です。

原因を間違えて対策を行っても解決になりません。
例えば今回の問題で中居氏が問題だとします、確かに問題です。
でも、中居氏が引退すれば問題が解決か?といえば違いますよね?

なので、問題の根本原因を深掘りして対策を行う必要があります。
ちなみに機械業界では根本原因の事を真の原因ということで「真因」と言ったりもします。

では、根本原因は何でしょう?

表面的な要因からさかのぼっていくと「企業風土」とか「日枝体制」とかはっと浮かびそうですよね?

それも正解だと思います。
おそらく第三者委員会の報告書には「企業の風土改革」とか「日枝体制の刷新」とか出てくるかもしれません。

その対策として風土改革として「トップのメッセージ発信」や人権侵害やハラスメント防止について「社内教育の実施」などが予想されます。

今回は取り上げませんが経営トップの発信や社内教育は絶対必要です。
どんどんやるべきです。賛成

今回は上記のようなことの他にということで、
もちろんメッセージの発信や教育も大事ですが、直接的な再発防止になるかと言いますとちょっと?です。

個人的に一番大事なポイントだと思っているところは、被害女性の問題を一部の人間(社長と数名)だけで解決しようと思ったのか?

ここです。

いろいろな想像が膨らむところです。
本人の対応として上司へ相談したようですが、他にも内部通報、コンプライアンス相談窓口に相談するというのが一般的です。
(フジテレビにも窓口はあるようです)

ではなぜ上司は内部通報やコンプライアンス相談窓口ではなく社長に直接相談したのか?

1つ目は、本人が相談しても無駄とか、社内でさらし者になる、問題自体をもみ消されるという不信感を持っていたことが考えられます。

2つ目は、相談を受けた上司が口止めした。
これもありそうですが憶測ですので止めておきます。

ただ、最終的に相談を受けたのが社長ですからね~。
なんか変な力が働いているような感じがしますね~。

横道にそれました、ごめんなさい。
では、再発防止ですが何をしたらよいか。
まず始めは

1. キツーイ罰則を与える

今回の件は被害者から相談を受けた上司が社長に相談した意図については上司に確認するしかないのですが、会社が決めた通常の対応(内部通報やコンプライアンス相談窓口に相談しなかった)を行わなかったということで会社としてはこの上司に何からの懲罰を与えるべきです。

会社の制度にもよりますが見て見ぬふりをした人にも罰則があってもよいと思います。

ゆるい会社は懲罰をしませんが懲罰がないと正直反省しませんし、周りに対しても「やってはいけないことをしたんだ」という認識が得られないため同じことが繰り返されます。

また、甘い罰則もNGです。痛くなければ反省しません。
身内であっても犯罪であれば警察に通報する。
会社は厳しいんだ。痛い目にあうんだという教育が必要です。

罰則には賛否両論ありますが、
人によっては「自分は悪いことをやっても許される存在なんだ」とか「この程度ならやってもOK」と勘違いする人もいますのでキッチリ罰したほうがよいです。

2. 通報・相談窓口の強化

先ほども書きましたが内部通報やコンプライアンス相談窓口が機能していなかった可能性があります。

会社によっても異なりますが、信用がなかったり相談方法が分からない、存在自体を知らかなった等々ありますので従業員アンケートをとって利活用の広報や社内教育などを行い改善に努めるというのが一般的です。

罰則のところでも書きましたが見て見ぬふりもダメという教育が大事です。

結構驚くのですがアンケートをしてみると本当に「存在を知らない」とか「何を相談していいのかわからない」などもありますので従業員の声を聴いて対応する必要があります。

3. 職場にコンプライアンス担当者を置く

会社によってはあると思いますが職場にコンプライアンスの担当者を置くという案があります。

担当者はコンプライアンスなどの組織と連携し、定期的にコンプライアンス教育を実施したり職場の相談を受けてコンプライアンス室に確認したりと職場のコンプライアンス窓口を行います。

担当者は職場従業員から選出し持ち回りで担当することにより個々人のコンプライアンス知識の強化や意識の醸成などを図ることができます。

実はこれ、やってみると意外と効果高いですよ。
担当者には月数千円手当を出してあげると
喜んでやってくれたりします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
無難すぎる?
かもしれませんね?

AKBみたいに男女交際禁止や
飲み会禁止
全員にGPS端末を持たせて監視しろ!
というのもあるのかもしれませんが、基本的には労働時間外は拘束できないのでこのくらいがおすすめの対策になります。

今回の再発防止はこれをやれば2度と起きないか?
と言われれば絶対ないとは言い難いところはありますが
身近に相談できる人がいたり
安心して助けを求める窓口があるということは
大変重要になります。

キッチリと再発防止を行い、同じことが繰り返されないことを祈ります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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